3週間で1科目の偏差値を5上げる方法。偏差値60以上を目指す方へ

3週間で1科目の偏差値を5上げる方法。偏差値60以上を目指す方へ


 

  • 模試の偏差値が45~55
  • 定期テストの点数が平均点以上

この2つに当てはまる方は、

3週間で1科目の偏差値が5上がる可能性大です。

この記事では、その方法を紹介していきます。
 


関連動画①(短時間でご覧頂けるように早送り編集をしています。4分くらいの動画です。)

数学の偏差値65以上を目指す人の勉強法

→動画(YouTube)で見る


関連動画②(5分くらいの動画です。)

国公立大学に現役合格する授業の受け方

→動画(YouTube)で見る

そもそも偏差値って?

偏差値のイメージ

偏差値70:上位2%(50人に1人)
偏差値60:上位16%(6人に1人)
偏差値50:上位50%(2人に1人)

※小数点以下省略

つまり、

偏差値70:なかなかやる
偏差値60:そこそこやる
偏差値50:普通

偏差値のイメージはこんな感じです。

偏差値ランキングを見るときの注意点

大学の偏差値ランキングは、ネット検索で簡単に調べることができます。

ただし、いつも受けている模試が

進研模試」なら、「ベネッセ」の
全国統一模試」なら、「河合塾」の

偏差値ランキングを確認するようにしてください。両者の偏差値は全く異なるからです。

例えば、東大医学部の偏差値(2019年度)は

ベネッセ:偏差値78
河合塾 :偏差値72.5

といった感じで差があります。(算出方法が違うだけで、どちらも間違いではありません。ベネッセの方が高くなる傾向があります。)

駿台や東進などの模試を受けている場合も同じです。

「模試を主催している塾」の偏差値ランキングを確認するようにしてください。

偏差値と点数の関係

100点満点のテストで

点数が10点程度上がると、偏差値が5上がる

試験を受ける人や試験内容によっても変わりますが、だいたいこの位です。

つまり、偏差値を5上げるためには、点数を10点程度上げる必要があります。

※100点満点なら10点程度。200点満点なら20点程度。つまり、満点の1割程度。

※ 上の値は、標準偏差20点で計算。(センター試験レベル)

そもそも科目って?

本来の科目とは

本来の科目は、

数学であれば、「数Ⅰ」や「数A」など
国語であれば「現代文」や「古典」など

つまり、数学は「教科」、数Ⅰ が「科目」です。

この記事での「1科目」とは

便宜上、この記事の中では、「1科目」を次のように決めます。

数学:「数ⅠA」「数ⅡB」「数Ⅲ」
国語:「現代文」「古典・漢文」
理科:「物理」「化学」「生物」「地学」
社会:「日本史」「世界史」「地理」など

つまり、「数ⅠA」で1科目とします。

センター試験100点分で1科目のイメージです。

英語の科目数について

英語は科目を上手く分けることができません。そこで、この記事の中では、英語の科目数を次のように決めます。

センター試験英語は、

筆記   200点
リスニング 50点

なので、

筆記は      2科目分
リスニングは 0.5科目分

とします。

つまり、英語の筆記の偏差値を5上げるためには、6週間かかります。リスニングは1.5週間です。

数学の科目数について

個別試験(2次試験)に数学がある場合、

「数ⅠA」「数ⅡB」の複合問題
「数ⅠA」「数ⅡB」「数Ⅲ」の複合問題

が出てきます。

その場合も上手く科目を分けることができません。

「数ⅠA」「数ⅡB」の複合問題が出題される場合は、数学を2科目分、

「数ⅠA」「数ⅡB」「数Ⅲ」の複合問題が出題される場合は、数学を3科目分

とします。

つまり、それぞれの偏差値を5上げるためには、6週間、9週間かかります。

数学と英語は偏差値を上げるのに時間がかかる

数学と英語は、偏差値を上げるのに時間がかかります。

例えば、数学で「数ⅠA」「数ⅡB」の複合問題が出題された場合、「数ⅠA」だけの知識だけでは、点数をとれません。

「数ⅠA」「数ⅡB」両方の知識があって、初めて点数をとれるようになります。

英語も同じです。点数をとるためには、文法、単語などの複合的な知識が必要です。

数学と英語は、入試直前になると時間が少なくなり、偏差値を上げることが難しくなります。日頃(毎日の授業)から気合いを入れて勉強することをおススメします。

1科目に集中すれば偏差値がぐっと上がる

全科目に手を出すより、1科目に集中した方が、偏差値は上がりやすくなります。

数学の場合も1科目(例えば、「数ⅠA」だけ)に、英語の場合も「文法」だけに集中するなど、範囲を絞って集中して勉強した方が、短い時間で偏差値が上がりやすくなります。

その理由を説明します。

短い期間に繰り返すと、記憶が定着する

昨日の夕飯、思い出せますか?

ある研究(エビングハウスの忘却曲線)によると、

1日後には、覚えた内容の7割程度を忘れてしまう」とのこと。

つまり、1日経てば、せっかく覚えたことをほとんど忘れてしまうということです。

悲しいですね・・・。

 
昨日の夕飯思い出せますか?
1ヵ月前の夕飯はどうでしょうか?

昨日のことでも苦戦するのではないでしょうか。
1ヵ月前は、ほぼ不可能です。

短い期間に繰り返すと・・・

では、「1ヵ月連続で」夕飯がカレーだったときはどうでしょうか?(なかなかないシチュエーションですが・・・)

毎日、毎日、ひたすらカレーです。

このような状態になると、

「昨日の夕飯は?」と聞かれても即答できます。
「1ヵ月前の夕飯は?」と聞かれても即答できます。

このように、短い期間に何度も繰り返すと、インパクトが強くなり、記憶が定着しやすくなります。

勉強も同じです。いろいろな科目に手を出すより、1つの科目を短い期間で繰り返した方が、記憶が定着しやすくなります。

関連する単元も覚えやすくなる

1科目に集中するメリットはもう1つあります。それは、「関連する単元も覚えやすくなる」ことです。

単元と単元の間には少なからず「つながり」があるからです。

「足し算」ができないと・・・

例えば、「足し算」と「筆算」を考えてみます。

「足し算」ができなければ、「筆算」はできません。

また、「足し算」を学んだとしても、時間が経てば「足し算」を忘れてしまいます。(5歳くらいに戻った前提で考えてください。)

この場合、「筆算」を学ぶためには、「足し算」から復習する必要があります。本来やりたい「筆算」になかなか進むことができません。

「前の単元」ができないと・・・

実は、受験勉強においても同じようなことが起こっています。

前の単元」を忘れたために、「次の単元」もよくわからない。なかなか進まない。こんなパターンです。

しかし、1科目に集中すれば、「前の単元」を忘れる前に「次の単元」を学ぶことができるので、このような事態を避けることができます。

点数の伸びしろの大きい科目を見つける

志望校の配点比率は頭に入ってますか?

ここでは「偏差値」のことを一旦忘れてください。「点数」に注目します。

大学受験の科目の配点には偏りがあります。

例えば、理系の場合

物理:400点満点
地理:100点満点

など、このくらいの偏りは平気であります。

※ もし、まだ志望校の受験科目の配点を調べていないようであれば、今すぐに調べてください。それだけで、志望校合格に近づきます。

点数の伸びしろは科目によって違う

もし、現時点の実力が

物理が 5割程度(得意でも苦手でもない)
地理が 3割程度かなり苦手

だったとすると、

物理は 200点(400点満点)
地理は  30点(100点満点)

の点数をとることができます。

点数の最大伸びしろは、

物理は 400点 ー 200点=200点

地理は 100点 ー  30点= 70点

となります。

つまり、これからメチャメチャ頑張れば、

物理は 最大で200点も伸びる可能性があり、
地理は 最大で 70点しか伸びる可能性がない

ということです。

この場合は、いくら地理が苦手といっても、地理に時間を使うのは得策ではありません。

得点の伸びしろの大きい科目を、集中的に勉強する方が効率的です。

伸びしろの大きい科目の見つけ方

次の3ステップで、伸びしろの大きい科目を見つけることができます。

  1. 受験科目の配点を調べる
  2. 現状の模試の得点率から想定点数を算出する
  3. 両者の差をとる

差をとった結果、「最も大きい値の科目」が伸びしろの大きい科目です。

※ 先述のように、数学を科目ごと(数ⅠA など)に分けるのが難しい場合があります。そのときは、数学は数学で計算してみてください。(英語は英語で計算)

(例)
【数学】
配点  :200点
想定点数:100点(現状の模試の得点率5割)
差   :100点

【英語】
配点  :300点
想定点数:210点(現状の模試の得点率7割)
差   : 90点

この場合であれば、数学の方が伸びしろの多い科目(教科)となります。「英語の配点が大きいから」、「英語が得意だから」という理由で、英語の勉強量を増やすのは得策ではありません。

入試本番で、最も総合点が高くなるように

ただし、入試直前(2か月以内)に、数学、英語と「伸びしろが同程度の科目」が他にあれば、そちらの科目を優先することをおススメします。

先述のように、数学と英語は、点数を上げる(偏差値を上げる)のに、時間がかかります。入試本番までに間に合わない可能性があります。

それに比べ、他の科目は短期間で点数が伸びる可能性があります。

入試本番で、最も総合点が高くなる科目を選ぶようにしてください。

おススメ教材は教科書


短期間で偏差値を上げるためのおススメ教材は「教科書」です。現在の教科書はとても洗練されています。

  • わかりやすい
  • 重要なことだけが記載されている
  • 難しすぎる内容は省かれている

などです。

教科書の良いところは「薄い」こと。短期間で復習するにはもってこいです。

入試の問題は教科書から出題される

入試の問題は、基本的には教科書の内容から出題されます。

難しい問題は、教科書の内容を組み合わせた問題や発想を必要とする問題などです。

つまり、土台は教科書。入試を突破するためには、教科書の内容を完璧にマスターすることが重要です。

教科書を勉強するときの注意点

教科書を勉強するときには注意点があります。

それは

「教科書の隅々まで内容を理解すること(章末問題なども含む)」

丸暗記はNGです。
なぜかというと、丸暗記した場合

  • 忘れやすくなる
  • 問題を少し変えられると手が出なくなる

など良いことがありません。

例えば、数学であれば、「公式」だけを覚えるのではなく、「公式の導き方」まで頭に入れておく必要があります。(少なくとも、教科書に載っているものは)

「公式を導く問題」は、中堅大学以上で頻出です。出題者側も「まさか、公式丸暗記してるわけじゃないよね?」と確認してきます。

 
ただし、丸暗記せざるを得ない内容があるのも事実。

その場合は、「自分の知っている知識」に関連付けるクセをつけてください。

「コレって○○に似てるな」

などです。語呂(ゴロ)などでもOKです。

知っている知識に結び付けておくと、忘れにくくなります。

問題集は教科書の後

教科書の内容を理解できていなければ、問題集の問題など解けません。解けたとしても、解法パターンを暗記しただけ。その方法では、問題を少し変えられた途端に解けなくなってしまいます。

まずは、教科書で基礎を徹底的に身につけてください。教科書をマスターした後に、問題集に手を出すようにしてください。(そのときには、教科書で身につけた基礎力が必ず役に立ちます。)

3週間で偏差値を5上げる3ステップ


ここからは「3週間で偏差値を5上げるための3ステップ」を紹介していきます。

  1. 「フリクションボールペン」を片手に、「教科書ガイド」を一気に読む
  2. 苦手な箇所を「紙に書く」or 「声に出す」
  3. 試験直前に「世界にただ1つの復習教材」を見直す

「フリクションボールペン」を片手に、「教科書ガイド」を一気に読む

教科書ガイドを利用する

先述のように「教科書」は素晴らしい教材です。ただし、1つだけ欠点があります。

それは、解答や解説がないこと。

そのため、問題を解いても解答がわからない、わからないところは自分で調べなくてはならない、などの不便が生じます。

この不便を解消してくれるのが「教科書ガイド」です。解答や解説が載っています。つまり、教科書ガイドを利用することで、教科書を最大限有効活用できるようになります。

※ 教科書ガイドは書店で売ってます。ネットでも購入できます。ただし、教科書ガイドを快く思わない人(先生や周りの人)もいるので、学校では使わない方が無難です。

教科書ガイドを最初から最後まで一気に読む

教科書ガイドを最初から最後まで一気に読んでください。理由は2つです。

◆習った内容を思い出すため

1つ目の理由は、過去に習った内容を思い出すためです。

定期的に復習していない限り、覚えたことを忘れている可能性があります。この状態で勉強を始めると、なかなか前に進まないので、途中で気持ちが萎えてしまいます。

◆各単元のつながりを頭に入れるため

2つ目の理由は、各単元のつながりを頭に入れるためです。

先述のように、「単元」と「単元」には少なからず「つながり」があります。この「つながり」を把握しておくと、内容の理解や知識の定着が早くなります。

例えば、「この公式、あの単元で覚えた公式と似てる」と気付くだけでも、親近感が湧き、覚えやすくなります。また、どちらかの公式を忘れてしまったときも、「連想ゲーム」のように、思い出しやすくなります。

フリクションボールペンで、苦手な箇所に印をつけながら進む

教科書ガイドを読んでいくと、

「ここ苦手だな・・・」
「ここ自信ないな・・・」

こんな箇所が出てくると思います。そんな場所に印をつけていってください。下線を引く、「?」マークを書く、といった感じです。

◆フリクションボールペンがおススメ

印をつけるのは「フリクションボールペン」がおススメです。フリクションボールペンとは、消せるボールペンです。

色付きの印の方が見やすいですし、もし間違えたり、後で消したくなったりしたときに簡単に消せます。

ペン先の太さは、0.5mm以下がおススメです。太すぎると滲んでしまい、スペースが少ないところに書き込めなくなります。

理解するのは後回し

理解するのは後回しです。「印をつける⇔理解する」を繰り返すと、作業が「一時中断⇔再開」の状態になります。作業を再開するには、それなりにエネルギーを消費するので、非効率です。(一度止まったものを動かすのはたいへんです。)

「印をつける」

この1点に集中して、まずは最後まで行くことをおススメします。

目安は5日以内

教科書ガイドをゆっくり(例えば、1ヵ月かけて)読んでいたら、最初に読んだ部分を忘れてしまいます。それでは「つながり」を意識することが難しくなります。

できる限り短い期間(目安は5日以内)で、教科書ガイドを読み切ってください。

目標は1日40ページです。「読むだけ」「印をつけるだけ」なのでそこまで時間はかかりません。

スピード重視です。小説を読むような感じで読み進めてください。

苦手な箇所を「紙に書く」or 「声に出す」

次は、印をつけた部分の知識を定着させていきます。

「わかる」と「できる」は違う

教科書ガイドを読むことで、「わかる」ようになります。しかし、「できる」ようにはなっていません。

例えば、少し難しい数学の問題で、解答を理解できたとしても、自分で答案を書けなければ意味がありません。

偏差値を上げるためには、「できる」状態まで持っていく必要があります。

「できる」状態とは「紙に書ける」or「声に出せる」状態

「できる」状態とは「紙に書ける」or「声に出せる」状態です。そこが最終ゴールです。

そこで、印をつけた場所を「紙に書く」or「声に出す」ようにしてください。

数学などの数式があるもの(論理的に解答を導いていくもの)は「紙に書く」、数式のないものは「声に出すこと」がおススメです。「紙に書く」のは、手が疲れるうえに、机やノートが必要なので、少々厄介です。

ただし、最大3回まで

ただし、最大3回までにしてください。同じ場所を何回も繰り返していると前に進めなくなってしまいます。

完璧にするのは不可能です。正確には、完璧にする時間があったら、他の科目に時間を費やした方が、総合点が高くなります。回数を決めて、ぼちぼちのところで終了させることも大切です。

3回やっても自信のない箇所に印をつけ直す

そこで、3回やっても自信のない箇所は、教科書ガイドに印をつけ直して、次へ進んでいってください。(この部分は、試験直前に復習します。)

14日を目安に

「紙に書くこと」、「声に出すこと」に集中して一気に進めてください。量が多いので、悩んだり、迷ったりすると、なかなか前に進まず、気持ちが萎えてしまいます。

目標は1日15ページです。できる限り短い期間(14日以内を目安に)で一気にやってください。

試験直前に「世界にただ1つの復習教材」を見直す

ここまでやっておくと、教科書ガイドが「世界でただ1つのあなただけの復習教材」になっています。

「苦手な箇所」、「3回やっても自信のない箇所が」一目瞭然です。

試験直前にパラパラを見直すだけで、十分復習できます。パラパラ見直すだけであれば、1日もかかりません。

3週間で偏差値5上げるのは難しくない

1科目の偏差値を5上げるためには、10点程度上げるだけ。(100点満点の科目の場合)

10点程度上げるためには、4問程度正解数を増やすだけ。

つまり、やることは4問程度正解数を増やすだけ。

習った内容を忘れている人であれば、教科書ガイドを読み直すだけでも、正解数を増やすことができます。

3週間みっちり勉強すれば、偏差値を5上げるのは余裕だと思いませんか?

1日80分捻出すべし

ただし、これらを実現するためには、当然、毎日勉強する必要があります。

1日80分」の勉強量を確保してください。

教科書ガイドを1日に40ページ分読み進めようとすると、1ページ2分として80分程度かかります。

ただ、1日80分を捻出するのは簡単ではありません。学校の授業もありますし、部活もあります。塾がある人もいると思います。

まとまった80分を確保することは、まず無理だと思ってください。

10分×8=80分を目指す

つまり、時間を細切れにするしかありません。

どんなに忙しくても、10分は確保できるはずです。

朝起きた後の10分
通学時の電車の中の10分
家に帰った直後の10分
など

このような10分を8個集めれば、80分です。

もちろん、毎日8個集めれるとは限りません。その場合は、次の日に回してください。

1日に10分は必ずやる

ただし、1日に10分は必ず勉強するようにしてください。1日でもあけた時点で、偏差値が上がることはないと思ってください。

やらなくても誰かに怒られるわけではありません。今すぐ困るわけでもありません。

このような状況では、1度離れてしまうと、2度と戻ってこれなくなります。

どんなに忙しくても毎日必ず10分は勉強する

これが鉄の掟です。

ポジティブに勉強するための3つの方法


偏差値を上げるためには、

勉強に対するポジティブな気持ち

が一番大切です。

ネガティブな気持ちで取り組んでいても、偏差値が上がることはありません。途中で勉強がイヤになってしまいます。

もし、偏差値が上がったとしたら、その代償に何か大切なものを、おそらく失っています。

理想としては、

勉強がしたくてしょうがない

そんな状態を目指してください。

自分自身をダマしてでもそう思い込むことをおススメします。

どうせ勉強するのであれば、ネガティブにやるよりも、ポジティブにやる方が、楽しいし、偏差値も上がります。

そこで、ポジティブに勉強するための3つの方法を紹介します。

  • 知識欲を上手く使う
  • 夢への情熱を高める
  • 両親の喜ぶ顔を想像する

知識欲を上手く使う

人間には「知識欲」があります。新しいことを知りたい、そんな欲望です。

その欲望を上手く使ってください。

本来、教科書に載っている内容は、メチャメチャ興味深いものばかりです。

例えば、日本史

日本史では、1,000年以上前の歴史についても学びます。当然、そこには「人の名前」が出てきます。

でも、よく考えてみてください。

現代の日本人で「1,000年後の教科書」に名前が載る人はいるでしょうか?

もし、1,000年後にも名前が残るとすれば、まさに「歴史を変える」ようなとてつもなく偉大な人です。(おそらく、現時点ではいないのではないでしょうか。)

つまり、良い意味でも、悪い意味でも、とんでもなく偉大な人達しか教科書に載ることはできません。

教科書には、そんな人達がたくさん載ってます。ポジティブに学ぶ価値は十分にあります。

「面白い!」と声に出す

日本史に限らず、学校で習っている内容は、本来は面白い内容ばかりです。人類2,000年以上の知識が詰まっています。

しかし、学校で「強制的に」学ばされると、途端につまらなくなってしまいます。

  • ここを覚えとけ
  • いつまでにやっておけ
  • とにかく点を取れ

そんなことばかり言われてたら、面白いものもつまらなくなってしまいます。(この記事も、「偏差値を上げろ」という内容なので、申し訳ないのですが・・・)

勉強に限らず、何事も強制的にやらされると「反発心」が生まれてやる気が出なくなってしまいます。

ですが、こんな「反発心」なんかに惑わされないでください。

何度も言いますが、学校で習う内容はメチャメチャ面白い(興味深い)ものばかりです。

この「反発心」に打ち勝つには、

勉強するときに「面白い!」と声に出すことがおススメです。

実際面白い内容が載ってますし、声に出すことでポジティブになれます。

面白いことに気付けば、自分の「知識欲」が自然と動き出してくれます。

夢への情熱を高める

勉強する本来の目的は

  • 定期テストの点数を取るため
  • 模試の偏差値を上げるため
  • 志望校に合格するため

ではありません!

自分の夢を実現させるため
(将来やりたいことをやるため)

です。

(勉強 → 点数&偏差値UP → 志望校合格 → 夢の実現)

つまり、夢への情熱が高まれば、勉強に対する情熱も高まります。

勉強のやる気が出なければ、

絶対に夢を実現したい!

その気持ちを強めてみてください。

両親の喜ぶ顔を想像する

ただ、

「夢がなかなか見つからない・・・」

そんな人もいると思います。

そんなときは

両親の喜ぶ顔を想像すること

がおススメです。

親は子供の何気ない成長に感動する

親は子供の何気ない成長に感動してしまうものです。

  • 初めて立った
  • 初めて話した
  • 初めて小学校に行った

子供のこんな些細な成長にも、親は心を打たれてしまいます。

もし、志望校に合格したら・・・

もし、志望校に合格した場合には、おそらく、これまでの人生の中で一番喜んでくれます。

志望校の難易度は関係ありません。

自分の行きたい大学に、自分の力で行く

そんな子供の頼もしい姿を見たら、心の底から感動してくれると思います。(ただ、自立していく我が子を見て、ちょっぴり寂しくも感じるかもしれませんが・・・)

それに、大学に進学する頃には、親もいい年です。当然ながら、親は自分よりもどんどん老けていきます。

親孝行は親が元気なうちにしてあげてください。

とにかくポジティブに!

  • 知識欲を上手く使う
  • 夢への情熱を高める
  • 両親の喜ぶ顔を想像する

「ポジティブに勉強に取り組む方法」として3つ紹介しました。使えそうな方法があれば、ぜひ使ってください。

もしなければ、自分で見つけ出してください。自分自身をダマすのもアリだと思います。

偏差値を上げるために一番大切なものは「勉強に対するポジティブな気持ち」です。

勉強すれば、偏差値は必ず上がる!

勉強は100m走と同じようなもの

100m走を想像してみてください。

足の速い人、足の遅い人、いろんな人がいます。

でも、かかる時間は違っても、100m先のゴールには必ず辿りつくことができます。

勉強も同じです。

覚えるのが速い人、覚えるのが遅い人、いろんな人がいます。

でも、かかる時間が違うだけで、最後には必ず覚えることができます。

自分の名前を漢字で書けますか?

自分の名前を漢字で書けますか?

ほとんどの人は「YES」と答えてくれると思います。

では、子供の頃、書くことができましたか?

最初の頃は書けなかったはずです。

何回も何回も書いているから書けるようになるんです。

英単語を覚える場合も同じです。かかる時間は人によって違うかもしれませんが、繰り返すことで必ず覚えることができます。

自分の名前を漢字で書ける人は、記憶力に問題はありません。

記憶力がないから覚えられない

この言葉は、今日から使わないようにしてください。

必ず覚えることができます。偏差値も必ず上がります。

受験は、覚えるのが遅い人にも勝つチャンスがある

受験の良いところは、覚えるのが遅い人にも勝つチャンスがあるところです。

例えば、覚えるのに人の2倍の時間がかかるのであれば、他の人よりも2倍の量をやればいいだけです。

イヤイヤ、他の人の2倍の量をやるのはムリでしょ・・・

そう思われたかもしれません。ですが、そんなことはありません。

なぜなら、多くの人は勉強が嫌いだからです。

真剣に勉強するのは、テスト前、受験前くらいです。

つまり、他の人の勉強量はたいしたことはありません。元が少ないので、2倍にしてもたいした量にはなりません。

  • 人よりも早い時期から勉強に取り掛かる
  • 人が遊んでいる間に勉強する

このような工夫で十分挽回できます。

くじけそうになったら・・・

基本的に、勉強は1人でやることになります。

しかし、1人で頑張っていると、疲れてしまい、途中で挫折してしまうかもしれません。また、遊びの誘惑に負けてしまうかもしれません。

そんなときは、

身近な人と学習状況を共有する

ことで、そのような事態を避けることができます。

例えば、「今日は英単語30個覚える!」と親や友達に宣言します。

宣言することで後に引けなくなりますし、相手からも「進んでる?」と気にかけてくれるようになります。

友達の場合であれば、「いっしょに頑張ろう!」と言ってくれるかもしれません。お互いに切磋琢磨していくことで、勉強もできるようになりますし、友情の絆も深まります。また、上手くいかないときや、疲れたときに、相談相手にもなってくれます。

1人で頑張るのは、かなりの精神力を必要とします。1人でできる自信がない場合は、協力してくれるパートナーを探してみてください。

友達

睡眠時間は超重要

睡眠時間を削ってまで勉強をしようする人がいますが、それは絶対に止めてください。

理由は2つです。

1つ目の理由は、集中力が低下するからです。

集中力が下がると、普段よりも、覚えるのに時間がかかってしまいます。短い時間で勉強しようとしているのに、これでは本末転倒です。

2つ目の理由は、体調不良になるからです。

体調不良になると、その期間は勉強できなくなります。トータルで考えると時間をムダにしてしまいます。これも同じく本末転倒です。

睡眠時間はしっかり確保するようにしてください。

趣味(部活含む)の時間も重要

勉強ばかりしていると、「バカになってしまう?」かもしれません。

例えば、「英単語は完璧にマスターしました!でも他のことは何もできません!」と自信満々に言われても、すごいのかすごくないのかよくわかりません。

1日60分以上は、勉強とは関係ない趣味(部活含む)に時間を使うことをおススメします。

息抜きになるのはもちろんですが、好きなことをやっていると「自分がやりたいこと(夢)」を発見できる場合があります。

それを見つけることができれば、「夢を実現したい!だから勉強をするんだ!」という気持ちになり、どんどん自分から進んで勉強をする「無敵モード」になることができます。

そして、偏差値もぐんぐん上がっていきます。

趣味の時間も大切にしてください。

 


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