受験直前期に(試験2週間前から)やるべきこと【不安解消法や勉強法など】
受験直前期に(試験2週間前から)やるべきこと【不安解消法や勉強法など】
受験直前期に考えることは
「どうやって試験本番で1点でも多く取るか?」
ただそれだけです。
そのためには点数を伸ばしつつ、「現状の状態を維持する」必要があります。
この現状維持が意外と難しい。油断すると痛い目にあう可能性があります。
この記事では、「点数UP&現状維持のためにやるべき5つのこと」を紹介します。
<受験直前期にやるべき5つのこと>
- 感情をコントロールする(不安や焦りを取り除く)
- イメージトレーニングする
- 復習をメインにひたすら詰め込む
- 感覚を維持する
- 健康管理する
※この記事の受験直前期は、試験前2週間以内を想定しています。
感情をコントロールする(不安や焦りを取り除く)
受験直前期は「不安」や「焦り」など、色んな感情が押し寄せてきます。
しかし、これらの感情は「雑念」でしかありません。
冒頭でも述べたように考えるべきことは「どうやって試験本番で1点でも多く取るか?」です。
「不安」や「焦り」は、逆に点数を下げてしまう可能性があります。このような感情は上手くコントロールする必要があります。
受験に「自信の有無」は関係ない
不安を感じる理由の1つに「自信がないこと」が挙げられます。
ですが、受験において自信なんてものは何の役にも立ちません。
世界で一番自信があったとしても関係ありません。逆に、世界で一番自信がなかったとしても関係ありません。
受験において重要なのは「点数」です。
点数を取った人が合格します。
ドライな考え方ですが、受験ではこのドライさが重要です。
だって、受験自体が「合格点以上なら合格、未満なら不合格」といったドライな試験なので・・・。
受験は結果が全てです。過程は評価してもらえません。(内申点を除く)
「自信がない・・・」
「不安だ・・・」
そんな感情は今すぐゴミ箱に捨てましょう。持ってるだけムダです。
それよりも重要なのは「試験本番でどうやって点数を取るか」を考えること。
このように「攻め」の感情を持つことで、「不安」な感情がなくなっていきます。
やることを決める(やらない覚悟を決める)
やることを決める(やらない覚悟を決める)のも大切です。
受験までに残された時間は決まっています。不安になったり、焦ったりしたからといって、時間が長くなるわけでもありません。むしろ、気持ちが浮つくと、その分だけどんどん時間は失われていきます。
心が浮ついてしまう。そんなときは次の3つを意識することをおススメします。
- まず、やることを決める
- あとは、それをひたすらやる
- 決めたこと以外は一切やらない
3つ目の「決めたこと以外は一切やらない」。これが重要です。
受験勉強はやるべきことが山のようにあります。すべてに手を出せば、すべてが中途半端になってしまいます。
やらない覚悟を決めることも重要です。
「これだけやればいいんだ!」
そう思い込むことで、不安や焦りがなくなっていきます。
「不安や焦りを感じたら○○をやる」とルール化する
とはいうものの、試験日が近づくにつれて、不安や焦りを感じやすくなるかもしれません。
そんなときのために、事前に「不安や焦りを感じたら○○をやる」とルール化しておくことも有効です。
例えば、
「不安に感じたら温かいお茶を飲む」
「焦りを感じたら英単語を覚える」
など。
○○を勉強関連にしておくと、成績も伸びるので一石二鳥です。
イメージトレーニングをする
イメージトレーニングをしていますか?
やっていない受験生が多いような気がします。点数が上がる可能性があるのに、やらないのはもったいない。
おススメのイメージトレーニングは次の3つです。
- 試験前日の「寝る」イメージトレーニング
- 試験当日の起床から試験開始までのイメージトレーニング
- 試験中の「成功する」イメージトレーニング
試験前日の「寝る」イメージトレーニング
試験前日の睡眠は重要です。試験本番の集中力に影響を与えるからです。
ですが、試験前日は気持ちが高ぶるため、普段と同じようには眠れない可能性があります。
そんな事態を避けるためにも「イメージトレーニング」が大切です。
例えば、試験が始まる1週間前に「よし!明日は試験だ!頑張るぞ!」と思いながら寝るなど。
それでも普通に寝れるのであれば、試験前日もおそらく普通に寝ることができます。
逆に、寝れない場合。ある意味ラッキーです。試験前日までに対策を練ることができるからです。
例えば、
「お風呂あがってから1時間後に眠りやすい」
「温かい飲み物を飲むと眠りやすい」
「音楽を聴くと眠りやすい」
など、色んなことを試せます。
また、イメージトレーニングを繰り返していると「慣れてくる」ので、試験前日の興奮や緊張が緩和されやすくなります。
試験当日の起床から試験開始までのイメージトレーニング
試験当日の起床から試験開始までのイメージトレーニングも大切です。
普段の生活の中で、試験会場に行く機会はそれほど多くないはずです。というより、多くの人は人生で初めてになるかもしれません。
しかし、ぶっつけ本番は、
うっかりミスして試験時間に間に合わない。
間に合ったとしても焦って気力を使い果たしてしまう。
など、色んな意味で危険です。
試験は、試験が始まる前からすでに始まっています。試験開始時点で気力を満タンにできるように準備することも重要です。
そのためにも事前にイメージトレーニングしておくことをおススメします。(一番良いのは実際に試験会場まで行くことです。同じ曜日、同じ時間で。私はやりました。)
試験中の「成功する」イメージトレーニング
試験中の「成功する」イメージトレーニングも重要です。
例えば、問題がスラスラ解けいているイメージなど。
このようなイメージがあると、受験に対して前向きになれます。先ほど説明した「不安解消」にもつながりますし、試験前日も眠りやすくなります。
イメージトレーニングの良い所
イメージトレーニングの良い所は、自由に想像できる所です。理想の自分を自由に創り出すことができます。
また、時間的な制約や物理的な制約もありません。2週間先のことでも想像できるし、100キロ離れた場所のことでも想像できます。
イメージトレーニングを使いこなせば、少なからず点数を上げることができます。(受験以外にも応用できます。)
寝る前の10分、勉強に疲れたときの休憩時に10分など、空き時間にイメージトレーニングを取り入れることをおススメします。
復習をメインにひたすら詰め込む
受験直前期(試験2週間前)は、時間があまりありません。それに対して、勉強すべき量は膨大にあります。
このような状況のときは、新しいことをやるよりも復習が効果的です。
なぜかというと、新しいことを身につけるためには時間がかかるからです。
<新しいことを身につけるためには・・・>
まず理解する(時間がかかる)
→覚える(時間がかかる&忘れやすい)
→忘れる
→覚え直す(そこまで時間がかからない&忘れにくい)
→忘れる
→覚え直す(ほとんど時間がかからない&かなり記憶に定着)
→忘れる
・
・
・
こんな感じです。
「理解」と「最初の覚える」にかなり時間がかかります。しかも、その状態ではまだ「うろ覚え状態」。
一方、復習の場合。この2つの厄介な工程を一気にとばすことができます。
このように受験直前期は「新しいことをやる」よりも「復習」の方が効果的です。
詰込み(丸暗記)勉強が有効
本来、「詰込み(丸暗記)勉強」はあまりおススメできません。忘れやすいうえに、出題者が問題を少しひねってきただけで対応できなくなるからです。
ですが、先述のようにこの時期は、理解する時間などありません。であれば、丸暗記してしまった方が結果的に点数が取れるようになります。
また、すぐに試験がやってくるので、忘れる前に試験を受けることができます。(エビングハウスの忘却曲線によると、時間が経てば経つほど忘れやすくなります。)
つまり、受験直前期は、復習をメインにどんどん詰め込むことで、点数を取りやすくなります。
声に出せるように or 紙に書けるように
テスト本番で使えないような「丸暗記」では全く意味がありません。例えば、ただ「読んだだけ」「見ただけ」など。
本番で使えるかどうかは、「声に出せるか」or「紙に書けるか」で判断できます。
丸暗記する際は、「声に出す」or「紙に書く」を意識することをおススメします。
感覚を維持する
ただし、数学、英語、国語(スピードを求められる科目)に関しては感覚を維持するためのトレーニングも必要です。
少し話は変わりますが、ピアノは練習を怠るとすぐに感覚が失われてしまうようです。ピアニストのパデレフスキは次のように述べています。
「“一日練習を怠ると自分にはわかる。二日怠ると評論家に分かる。三日怠ると群衆に分かってしまう。”」(ウィキペディアより)
私には、ピアノに関しては、真偽はわかりかねますが、数学、英語、国語に関しては、なんとなくその意味がわかります。
たしかに3日間触れないと、若干ですが感覚が落ちる気がします。
もちろん、「気のせい」かもしれません。ですが、この「気のせい」を試験本番に感じるのは得策ではありません。不要な「不安」や「焦り」を生み出してしまう恐れがあります。それが1点を左右しかねません。
数学であれば、計算練習。
英語であれば、長文読解&リスニング。
国語であれば、長文読解。
1日5分だけでも良いのでやることをおススメします。
一番重要なのは健康管理
説明の順番が前後してしまいましたが、一番重要なのは健康管理です。
試験本番で体調を崩してしまえば、本来の実力が出せません。試験直前に体調を崩してしまえば、最後の点数を伸ばせるチャンスを逃すことになります。
受験直前期は、周りの人が引くくらい健康管理をすることをおススメします。
例えば、次のような感じです。
- 外出時はマスクを必ずする
- 手洗い、うがいを徹底する
- 人混みを避ける
- 人混みに入るときは飴をなめる
- 人と会うのを避ける
- 公衆のトイレを避ける(ノロ対策)
- 睡眠をしっかりとる
- 部屋の加湿をする(とくに寝るとき)
- 栄養をしっかりとる
- 腹八分目で食べるのをやめる(食べ過ぎ、飲みすぎは体調不良のもと)
- 生ものを避ける
- 体を冷やさない
他にもまだまだあると思います。
厄介なのは、コロナだけではありません。インフルエンザもありますし、ノロウイルスもあります。普通の風邪もあります。
「受験直前期はできることはなんでもやる」
そのような気持ちが大切です。
受験は1年に1回しかありませんから・・・。
まとめ
<受験直前期にやるべき5つのこと>
- 感情をコントロールする(不安や焦りを取り除く)
- イメージトレーニングする
- 復習をメインにひたすら詰め込む
- 感覚を維持する
- 健康管理する
先述のように受験はドライな試験です。
合格点以上をとれば合格、未満なら不合格。とにかく点数を取ることが重要です。
一に点数、二に点数、三に点数。結果がすべて。
「頑張ったのに・・・」
「あそこでああしておけば・・・」
「あのポカミスがなければ・・・」
そんな言い訳は一切通用しません。
考えるべきことは
「試験本番で1点でも多く取る」
ただそれだけです。
どんな結果になろうとも
「やれることはやった。後悔は一切ない」
そんな気持ちになれるくらい、準備することをおススメします。
陰ながら応援しています。志望校合格を掴み取ってください!
あと、先に言わせて頂きます。
「志望校合格おめでとうございます!」
※ こんな感じで「成功するイメージ」を先に持っておくことも大切です。
<関連記事>
単語カードのおススメの使い方。たった1分で1単語を長期記憶に