個性を大切に。ダンゴムシから学んだこと
個性を大切に。ダンゴムシから学んだこと

「個性を大切に」
そんなことをダンゴムシから学びました。
事の始まりは、子供(5才 男の子)が「ダンゴムシを飼いたい!」と言い出したこと。
ダンゴムシを飼いたい???
ダンゴムシって飼うものなの?
ダンゴムシを飼うなんて考えたこともありませんでした。カブトムシやクワガタならわかるんですが・・・。
とはいうものの「飼っちゃダメ!」という理由も思い当たりません。
そこでダンゴムシについてネットで調べることに。
なんとダンゴムシは飼えるらしい。(よくよく考えたら当たり前ですが・・・)
しかも、メチャメチャ飼育が簡単とのこと。
必要なのは、
- 箱
- 土
- 落ち葉
たったこれだけ。
箱:100均の虫かご
土:ダンゴムシがいた場所の土
落ち葉:どこにでもある
ということで、100円(税込み110円)もあれば飼育できます。
ただ、土は他人の土地からもらうと窃盗(?)になるかもしれないので、自宅でない場合は土も購入した方が無難かと。
これも100均に売っています。私は妻が使っている花壇用の土を分けてもらいました。
あと、ダンゴムシは乾燥に弱いらしいので、定期的な水分補給が必要です。霧吹きがあると便利です。(これも100均に売っています。100均ってほんとなんでも売ってますね。改めてびっくり。)
エサは基本的には落ち葉でいいようです。
たまに、カルシウムも必要とのこと。(にぼしなど)
前置きが長くなりました。ここからが本題。
「個性を大切に」
ダンゴムシについて調べていくうちにあるサイトに辿り着く
ダンゴムシについてネットで色々と調べていくうちに「ダンゴムシジャパン」というサイトに辿り着きました。
このサイト、名前通りひたすらダンゴムシについて書かれています。
ただそれだけのサイトなんですが、私はこのサイトに心を奪われてしまいました。
このサイトの面白いところは、管理者の方が色々と実際に試していること。
例えば、20種類以上のエサを与えて、食いつきが良かったエサ、悪かったエサなどを紹介してくれています。
しかも、エサのbefore/afterも載せてくれているので、食いつきっぷりがわかって面白い。
ちなみに、一番のおススメはきゅうりのようです。(私もさっそくあげました。)
「いや~、このサイト面白いな」
なんて思いながら、記事の下の方に進んでいくと、ダンゴムシに関する記事が他にも盛りだくさん。
「ダンゴムシホイホイを試作した結果」
「ダンゴムシの成長過程」
なども紹介されていて、個人的にはメチャメチャ面白かったです。
記事を読んでいて感じたのが、サイト管理者の方のダンゴムシに対する強い愛情。
「散歩中にダンゴムシのことを考えていたわけですが~」なんて始まる記事もあります。
いやいや、普通の人は散歩中にダンゴムシのことなんて考えないでしょ。
これは管理者の方のネタかもしれませんが、たぶん本当のことのように思います。記事からはそれだけの熱量を感じました。
ちょっとマニアック?
そんなわけでこのサイトにすっかりハマってしまったのですが、ふと冷静に考えると、このサイトの管理者の方も私も相当マニアックだなと。
だって、ダンゴムシを飼いたいと思いますか?
例えば、街頭アンケートで「ダンゴムシを飼いたい?」と質問したら、おそらく、中学生以上の人は、ほとんど「No」と答えると思われます。
小学生未満の子供は「Yes」と答えるかもしれませんが、親が反対して結局飼えない。そんなことになりそうです。
実際にダンゴムシを飼っている人は100人に1人とか、1,000人に1人くらいのレベルではないでしょうか?
もし、1,000人に1人だったら相当マニアックですよね。
でも、「同志」は必ずいる!
でも、日本の人口は1億人以上います。
そう考えると、日本全体では10万人以上がダンゴムシを飼っている計算に。(いや、そんなにいるのか・・・?もうちょっと少ない気がしますが、とりあえずその程度ということで・・・。)
つまり、一見マニアックに思えることも、周りを見渡せば「同志」がたくさんいます。
このことは非常に重要な気がします。
周りの人には共感されなくても、日本全体を見渡せば共感してくれる人がいる。
周りの人からは変な目で見られても、自分が本当に「好きなこと」「興味のあること」を続けていけば、いつかは仲間と出会える。きっといつか花が開く。
そんなことを「ダンゴムシジャパン」さんのサイトを見て感じました。
実際、このマニアック(?)なダンゴムシのサイトを見て、私は心を奪われてしまいました。
自分の個性をもっと大切にしよう!
今の日本は協調性や横並びが「是」とされていて、魅力的な個性がどんどん潰されているような気がします。出る杭は打たれるといった感じで。
もし、自分の個性を抑えているようであれば、思い切って解放してみてはいかがでしょうか?
周りの人には共感してもらえない可能性はありますが、日本全体、世界全体を見渡せば、きっと心の底から分かち合える「仲間」に出会えます。
自分が本当にやりたいことに辿り着けます。
自分が行動しないとその仲間には気付いてもらえません。
世の中にはいろんな人がいます。あなたもその1人。
周りの同調圧力に屈する必要はありません。
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