立つ時間を増やして自由な時間を増やそう!

立つ時間を増やして自由な時間を増やそう!


 
仕事がなかなか進まない・・・
家事がなかなか進まない・・・
勉強がなかなか進まない・・・

 
そんな人は、立つ時間を増やしてみてはいかがでしょうか?

立つ時間を増やすと活動的になり、仕事・家事・勉強などがどんどん進みます。

自由な時間」を手に入れることができます。

 

座ると腰が重くなる

座ると腰が重くなります。

 
例えば、片手にはゴミ。ゴミ箱は1.5メートル先。

そんなシチュエーション。

 
立っているときであれば、何も考えずに一歩踏み出して、すっとゴミを捨てにいけます。

 
一方、座っているとき。

 
ほんのわずかかもしれませんが、立ち上がるのを躊躇(ちゅうちょ)するのではないでしょうか?

地味にスクワット1回分ですし。

 
人によっては、座ったままゴミを投げるかもしれません。(ただ、外れたときは拾う手間が増えるので、スクワット2回分に・・・。そう考えると普通に捨てる方が無難な気がします。)

仕事や家事の場合は・・・?

とはいうものの、ゴミを捨てるくらいなら、ちょっと本気を出せば(?)余裕で実行できます。

 
ですが、仕事や家事の場合はどうでしょうか?

 

  • 座った状態から、立ち上がって仕事や家事を始める場合
  • 立った状態から、仕事や家事を始める場合

 
両者の差は「立ち上がるかどうか」。たったそれだけです。

でも、このわずかな差が大きな差を生む可能性があります。

 
仕事や家事などの「ちょっとイヤなこと(面倒なこと)」を始めるためには「最初の一歩」が重要です。

始めてしまえばそこまで苦痛ではなく、むしろ楽しい場合もあるのに、その一歩がなかなか踏み出せません。

 
座った状態からだと、さらに踏み出しにくくなります。

まるで腰に重りがついたように。

まさに「腰が重い」状態です。

腰が重いと悪循環に

腰が重いと悪循環に陥りやすくなります。

 
例えば、開始時間が遅れれば、完了時間も遅れてしまいます。

遅くなると周りの人に迷惑をかける可能性もありますし、なにより自分自身が不快に。

モヤモヤする、気が晴れない、といった感じでしょうか。本来やりたいこともできなくなります。

 
ストレスも溜まるし、疲労も溜まる。

いいことなしです。

立っていると「最初の一歩」を踏み出しやすい

立っていると「最初の一歩」を踏み出しやすくなります。

さきほどのごみ箱の例を思い浮かべて頂ければわかりやすいと思います。

 
つまり、立つことで仕事や家事がどんどん進んでいきます。

椅子を片付けてみよう!

とはいっても、「椅子」が見えればつい座ってしまうのが人の性。

 
例えば、電車で席が空いていれば、つい座ってしまいます。

満員電車のときは余裕で立っていられるにもかかわらず。

 
こんな感じで空いている椅子があれば、座る必要がなくてもつい座ってしまいます。

これは、仕事場でも自宅でも同じです。

 
そこで、おススメなのは椅子を片付けてしまうこと。

椅子がなければ座りようがありません。

 
ソファーのように片付けるのが困難な場合は、簡単に座れなくしてしまえばいいだけ。

 
例えば、ソファーの上に物を置いてしまう、ソファーとテーブルをくっつける、など。

 
ちょっとしたことかもしれませんが、これだけで座る時間は確実に減ります。

その減った時間の分だけ、仕事や家事が早く終わります。

立つメリットは他にもある

立つメリットの1つは「腰が軽くなること」。

その結果、仕事や家事が早く終わり、自由な時間を手に入れることができます。

 
ですが、立つメリットはそれだけではありません。

  • 集中力を維持しやすい
  • ダラダラ時間が減る
  • 消費カロリーが増える
  • 部屋を広く使える
  • 理想の人に近づける

などのメリットもあります。それぞれについて説明していきます。

集中力を維持しやすい

立つことで集中力を維持しやすくなります。

例えば、学校の授業を思い浮かべて頂くとわかりやすいと思います。

 
授業中になぜ眠くなるかといえば、授業がつまらないから。

というのが一番の理由ですが、もう1つの理由が座っているからです。

 
立っていれば、どんなにつまらない授業でも眠くなることはありません。正確には眠くなるかもしれませんが、実際に寝ることはありません。

 
「立つこと」って意外と神経を使うんです。

 
人間の体は細長いうえに、かなり重い。

それを2本の足で支えてます。

 
本来であればグラグラするはず。でも、実際はしませんよね。

 
これは無意識のうちに、脳と体がバランスをとってくれているから。

つまり、立っている間は脳が働いてくれます。

 
このことを逆手にとれば、立ち続けることで脳を働かせ続けることができます。

つまり、集中力を維持しやすくなります。

勉強や仕事は立ちながらの方が効率的です。

 
そもそも、座る目的は体や脳を休ませること。つまり、座った時点で体や脳はオフモードになってしまいます。

勉強や仕事などをやるには不向きな体勢ともいえます。

ダラダラ時間が減る

あと、ダラダラ時間も削ることができます。

例えば、会議。

 
会議なんてのは座った時点でほぼ終了です。

会議に参加する人は基本的にしゃべりたがりが多い。

そして、座った時点で体はオフモード。

おしゃべり(本題とは別の話)が始まるのは目に見えています。

終了時間が来るまで無駄な話が続きます。

 
一方、「立ち会議」はダラダラしにくくなります。

理由の1つは、体力の限界がくるから。

ずっと立ち続けるのはしんどいので、さっさと会議を終わらせたくなります。

どんどん話が進んでいきます。

 
もう1つの理由は、先ほど説明したように集中力を維持しやすいから。

ボーっとする時間は確実に減ります。

消費カロリーが増える

座っているよりも、立っている方がカロリーを消費しやすくなります。

座っているときは上半身だけ支えればいいのですが、立っているときは全身を支える必要があります。

当然、消費カロリーは増えます。

 
ただ、1つだけ注意点が・・・。

 
立っているからといって、物凄くカロリーを消費するわけではありません。

ネットなどで調べると、座っているときと立っているときの消費カロリーの差はそこまでないようです。

5~6時間立っていても100キロカロリーも差が出ないらしい・・・。

 
調子に乗って、お菓子を余分に食べればその時点で終了。そんなレベルです。

 
このことは私自身も過去の経験からもなんとなく実感できます。

仕事の関係で、1日6時間、週5日、3ヶ月程度、立つ機会があったのですが、びっくりするくらい痩せませんでした。

 
こんな感じで、立っているだけではなかなか痩せません。

 
でも、ダイエットや健康管理は継続が重要です。

仮に、1日の消費カロリーが50キロカロリー増えたとしたら、1年も続ければ18,250キロカロリーも増えます。

これは、脂肪を約2.5キロ燃焼させるだけの消費カロリーに相当します。

 
つまり、立ち生活を1年間続ければ2.5キロ痩せる可能性があるということ。(年々1、2キロ太っている人は体重をキープできる、もしくは若干減らせるということ)

 
それに、足腰の筋力を鍛えられるので、将来のけが防止、健康にもつながります。

部屋を広く使える

状況にもよりますが、部屋を広く使える場合もあります。

椅子を使うためには、実はかなりのスペースが必要です。

  • 椅子を後ろにひくスペース(座るとき)
  • 椅子を机の下に入れるスペース(座ってないとき)

そこに加えて椅子の足は4本。

椅子だけで地味に一畳弱くらいのスペースを占有しています。

 
では、椅子を撤去したらどうなるか?

つまり、立って作業をする場合。

 
基本的には自分の胴体分のスペースがあれば十分です。

しかも、机の下は自由に使えます。

 
ただ、普通の机ではなく、「立ち机」と呼ばれるものが必要となります。

 
でも、立ち机なんてなかなか売っていませんよね。見たことがない人もいるかもしれません。(ちなみに、ネットだと簡単に購入できます。)

 
そもそも、今ある机を捨てるのはちょっともったいないですよね。

 
そんな方は心配ご無用。

立ち机は自作できます。

実は、私も自作です。まあ、ちょっと不格好なんですが・・・。

 

私の場合は、普通の机の上に収納箱を置いて、その上に簀の子(すのこ)を置いて、その上にパソコンを置いています。

 
パソコン
簀の子
収納箱

 
こんな感じです。

机の下はフリースペースになっているので、そこにはコピー用紙などを置いています。

つまり、簀の子から下はほぼ収納に使えています。

椅子のスペースは減って、収納が増える。部屋を広く使えるようになりました。

 
ちなみに、簀の子は高さ調整のため、パソコンを水平に置くために購入したのですが、木の良い香りもするし、パソコンの風通しも良くなるし、意外とおしゃれ(?)なので、個人的にはかなり気に入っています。

 
高さ調整になる物は、ホームセンターなどにいけばいくらでもあります。

 
私はパソコンと自分の顔の高さがだいたい同じくらいになるように調整しています。

パソコンが顔より下にあると、頭が前に垂れるので肩こりになりやすいんですよね・・・。

立ち机にしてからは、若干肩こりが減ったような気がします。(気のせいかもしれませんが)

 
ちなみに、この記事は、まさに立ちながら書いています。

理想の人に近づける

立つことのメリットはまだあります。

 
「理想の人に近づける」

 
あなたの理想の人はどんな人でしょうか?

少し思い浮かべてみてください。

 
その理想の人は椅子に座ってじっとしていますか?

 
おそらく、そんなことはないと思います。

立って活動的に動き回っている。

そんな人ではないでしょうか?

 
もしそうであるならば、椅子に座ってじっとしていると自分の理想からどんどん離れてしまいます。

 
これは私個人の偏見かもしれませんが、座る時間が長い人は、周りの人から嫌われやすい気がします。(マンガ家さんなど、座らなければ作業できない人達は別として。)

 
例えば、指示だけだして自分は何もやらない人。

周りにいませんか?そんな人。

椅子に座ってばかりで、何もやらない。でも、なんだか偉そうにしている。

 
仕事場でも家庭でも同じです。

 
立って動き回っている人は魅力的に見えるし、座ってじっとしている人は魅力的には見えません。(あくまで私の個人的な意見です。)

 
「たしかにそうだよな」

そう感じるのであれば、立つ時間を増やすことをおすすめします。

立つことのデメリットと対策

ただ、立つことにはデメリットもあります。

主に次の2つ。

  1. 足腰が疲れる
  2. 足腰が痛くなる

足腰が疲れる

立つ時間が増えれば、当然、足腰が疲れます。

私も立ち机にした次の日は足がだるくて仕方ありませんでした。

 
でも、不思議なもので1週間も続けると疲れがなくなってきます。

 
「足腰が疲れる」の対策は「足腰を鍛えること」しかありません。

 
もし、今の年齢で立っているだけで疲れるようであれば、10年後、20年後、30年後は悲惨なことになります。

杖をつかなければ歩けない、車椅子でないと移動できない。その未来に近づいていくことになります。

 
そういった意味でも今から足腰を鍛えることをおススメします。

立ち生活に変えるだけでもだいぶ改善されるはずです。

 
「でも、一日中なんて立ってられないよ」

 
そう思う方もいるかもしれません。

でも、世の中には一日中立っている職業の人はいくらでもいます。例えば、アパレルの店員さんとか、警備員さんとか。

 
注目すべきは警備員さん。

警備員さんは定年された人がなることが多いようです。

つまり、60歳、70歳のご年配の方々が一日中立っているわけです。

 
70歳未満の若い人であれば、1日中立つなんて余裕なはずです。もちろん、鍛えればの話ですが。

足腰が痛くなる

足腰が痛くなる。

こちらはちょっと厄介かもしれません。

 
私の場合は、足裏が痛くなりました。

自分の体重が重いこと、床が固いことが原因だと思われます。

そこで、私はクッションを置くことにしました。

そしたら、だいぶ楽に。

 
靴を履ける環境であればクッションが効く靴を、履けない環境であれば私のようにクッションを置くことをおススメします。

 
腰痛持ちの人は立ち続けるのは厳しいかもしれません。

ですが、これも先ほどと同じで現時点で腰痛があるのであれば、年をとればとるほど悪化していくものと思われます。

今の内から、姿勢を治す、腰回りの筋肉を鍛えるなど、できる範囲で改善していくことをおススメします。

まとめ

「立つ時間を増やすこと」と「座る時間を増やすこと」。

個人的には前者の方がメリットが大きいように思います。

  • 腰が軽くなる(自由な時間が増える)
  • 集中力を維持しやすい
  • ダラダラ時間が減る
  • 消費カロリーが増える
  • 部屋を広く使える
  • 理想の人に近づける

など、メリットが盛りだくさんです。

 

仕事がなかなか進まない・・・
家事がなかなか進まない・・・
勉強がなかなか進まない・・・

そんな方は、立ち時間を増やしてみてはいかがでしょうか?

椅子を片付けるだけ。難しいことではありません。

 


<関連記事>
朝5時に起きたければ夜10時に寝ればいいだけ