朝5時に起きたければ夜10時に寝ればいいだけ

朝5時に起きたければ夜10時に寝ればいいだけ


 
早起きは三文の徳

なんてよく言われます。

 
三文」とは江戸時代のお金のこと。現在だと100円程度の価値らしいです。金額については諸説ありますが、いずれにしても少額。

そのため、「早起きしても三文(100円)の得しかない」という意味にも捉えられます。

 
でも、たかが100円でも1年間続ければ36,500円。10年間続ければ365,000円。なかなかの金額になります。

そう考えると、やはり早起きにはメリットがありそうです。

 
それに、早起きすれば生活リズムが変わります。何かしら変化が起こるのは間違いありません。

 
 
でも、早起きしたくても起きることができない・・・

 
そんな人はぶっちゃけ「寝るのが遅いだけ」。

少し極端な例ですが、夕方の5時に寝れば朝の5時までには目が覚めます。

 
早起きしたければ早く寝ればいい。

小学校の頃から親や先生に言われる当たり前のこと。

 
でも、これがなかなか難しいんですよね・・・

 
この記事では

  • 朝型生活のメリット
  • 朝型生活に変えた方がいい人
  • 朝型生活に変えるコツ

について紹介します。
 

朝型生活のメリット

朝型生活の良いところは「周りの人と生活リズムをずらせること」。

 
例えば、

  • 夜10時に寝て、朝5時に起きる人
  • 夜12時に寝て、朝7時に起きる人

がいる場合、両者の生活リズムは2時間ずれます。

 
つまり、お互いに自由な2時間が生まれます。

 
前者は朝の5時から7時の2時間。

後者は夜の10時から12時の2時間。

一気に集中してできる

朝の2時間と夜の2時間。どちらの方が効率的に使えるか?

それは「」。

 
朝は体力満タン、夜は疲労MAXです。

 
勉強をやるにしろ、趣味をやるにしろ、家事をやるにしろ、朝の方が一気に集中してできます。

誘惑が少ないうえに、誘惑に負けにくい

また、朝の良いところは誘惑が少ないこと。

友達からの誘いはありませんし、親や上司から何かをやれと言われることもありません。

テレビ番組も真面目なニュース番組ばかり。

 
夜はこれらが真逆になるうえに、疲労から集中力が途切れやすいので、誘惑に負けやすくなります。テレビやスマホ、ゲームやマンガについつい手が伸びてしまいます。

お金の消費が減る

朝型生活にするとお金の消費も少なくなります。

誘いが減るうえに、お店がまだ閉まっているからです。

 
ですが、夜型生活はその逆。お金を消費しやすくなります。(その分楽しいとも言えますが・・・)

ちなみに私は・・・

ちなみに私は、普段は朝型生活ではありません。

ですが、「ここは踏ん張りどころだ!」というときには、必ず朝型生活に切り替えます。(仕事の締め切りが近いときなど)

 
理由は、朝の方が圧倒的に集中できるから。

 
私の感覚ですが、朝と夜では集中力に2倍以上の差があるような気がします。朝の方が圧倒的に仕事や勉学がはかどります。

朝型生活にした方がいい人

なんか最近上手くいかないな・・・

そんな人は朝型生活にすることをおススメします。

 
必ずしも改善されるとは限りませんが、何かを変えないと今までと同じ毎日の繰り返し。
 

  • 学校の成績が伸び悩んでいる
  • 毎日残業で疲れている
  • 誘いが多くてしんどい
  • 趣味の時間を取れない
  • お金を浪費してしまう

など。

そんな方は、物は試し。一度チャレンジすることをおススメします。何か不都合があれば、元の生活に戻せばいいだけです。

朝型生活に変えるコツ

先述のように、朝型生活に変えるコツは「早く寝ること」。

 
でも、それがなかなか難しいんですよね・・・

朝型生活に変えようとすると「体内時計」と「誘惑」が邪魔をしてきます。

 
これらに勝たなくてはいけません。どちらも厄介です。

「体内時計」に勝つには

頭の中で「早く起きよう!」と考えても、体がついてきてくれません。

「時差ボケ」のイメージでしょうか。

体に染みついた生活リズムを変えるのは簡単ではありません。

 
無理矢理やると体調不良のもと。それでは元も子もありません。

徐々に早めていく

おススメなのは「起きる時間を『徐々に』早めること

 
最初は30分程度がおススメです。

例えば、朝7時に起きていたのをいきなり朝5時に起きるのではなく、まずは朝6時30分に起きる、などです。

 
30分早めても問題なさそうであれば、さらに30分早める。しんどければ、慣れるまでその時間をキープする。などの工夫を入れていくと成功率が上がります。

起きる時間をコントロールする

寝る時間のコントロールはなかなかできません。寝たくても眠くなければ寝れないからです。

 
コントロールすべきは起きる時間。目覚まし時計があれば、眠くてもなんとか起きることができます。

 
起きる時間が早くなれば、寝る時間も早くなります。

つまり、起きる時間をコントロールすることで、寝る時間もコントロールできるようになります。

長時間の昼寝はNG

長時間昼寝してしまうと夜に目が冴えてしまいます。

 
眠い時は15分程度の仮眠がおススメです。15分寝るだけでも結構疲れがとれます。

 
昼間にいつも眠くなってしまう場合は、そもそも睡眠不足の可能性があります。ウトウトしながら何かをやってもいいことはありません。だったら、夜の寝る時間を増やして、起きている時間を活動的に行動した方がお得です。

朝食と夕食の時間も早める

朝食を食べることで胃腸が動き出してくれます。

体内時計を変えていくためには、朝食の時間を早めることも重要です。

 
夕食の時間も早めたいところですが、夕食の時間は融通が利きにくいかもしれません。(塾や会社、付き合いなどがあるので)

 
夕食が遅くなりそうなときは、腹八分目以内にすることをおススメします。寝る直前に食べ過ぎると、寝苦しくなり寝れなくなる可能性があります。

「誘惑」に勝つには

「体内時計」に加えて「誘惑」にも勝つ必要があります。

こちらもなかなか厄介です。

 
誘惑といっても、色んな誘惑があります。

友達や家族からの誘惑もありましすし、場合によっては目上の人(会社の上司や先輩など)からの誘惑もあります。

また、自分1人の場合でもテレビやネット、マンガ、ゲームなどの誘惑があります。

常日頃から周りに宣言しておく

これらの誘惑に勝つためにまずやるべきは、「常日頃から周りに宣言しておくこと」。

例えば、「毎日22時には寝る!」など。

 
宣言することで自分へのけん制になりますし、相手も遠慮して誘ってこなくなります。(誘われないのも寂しい気がしますが・・・)

頭と体を疲れさせる

夜に体力が有り余っていたら眠くなりません。夜の誘惑に負けてしまいます。

 
疲れていれば、眠気が襲ってきてくれます。眠気が誘惑に勝ってくれます。

そのためには、「適度に運動すること」が重要です。生活習慣病の予防、体型の維持にもつながるので一石三鳥です。

 
あとは、「朝起きる時間を必ず守ること」。早く起きれば、夜は自然と眠くなります。

しつこく誘われた場合は

しつこく誘われる場合もあると思います。相手は決して悪気があるわけではなく、むしろ好意から誘ってくれます。すべて断ってしまうのもいかがなものかと。

 
そんなときは「朝型生活のメリット」と「誘いに乗るメリット」を天秤にかけてみてください。

自分にとって「お得」な方を選べばいいだけ。

 
ただ、このように悩んだり、断ったりするのは結構労力を使います。できれば避けたいところ。先述のように相手に事前に宣言して、誘われにくい環境を作っておくことも重要です。

朝型生活のデメリット

朝型生活はメリットだけではありません。当然デメリットもあります。

例えば、友達から誘われにくくなる、深夜のテレビをオンタイムで見れなくなる、など。

 
ですが、これらは学生の人はともかく、社会人の人はそこまでのデメリットにはならないのではないでしょうか。

トータルで考えると朝型生活はメリットの方が大きそうです。

まとめ

朝早く起きたければ、夜早く寝ればいい。

当たり前のことなんですが、なかなかできません。

周りの人も同じ。

 
でも、そこにやる価値があると思います。周りの人と同じことをしていたら、集団の中で埋もれてしまいます。

 
「最近、なんか上手くいかないな・・・」という方は、朝型生活にチャレンジすることをおススメします。少なくとも「何か」が変わります。おそらく良い方向に。

そもそも、朝早く起きると気持ちいいので、それだけでもやる価値があります。