「ピクミン3」で段取り力を高めよう!

「ピクミン3」で段取り力を高めよう!

 
ピクミンをご存じでしょうか?

上の画像に出てくるような「ゆるキャラ」です。(※ 上のリンクは「任天堂スイッチ版のピクミン3デラックス」です。)

 
私は、つい最近までピグミンについて全く知りませんでした。

5才の子供が「ピグミン」をやりたいと言うので、「ピグミン3」を購入することに。

 
子供といっしょにやってみた感想は・・・

 
メチャメチャ面白い!

 
良い意味で期待を裏切られました。

ピクミンがゆるキャラなので、なんとなくのほほんとしたゲームなのかと・・・。

もちろん、そのような面もあるのですが、実際はかなり奥深いゲームでした。

 
頭をかなり使います。

楽しみながら「段取り力」を鍛えることができます。

 
 
また、「自然の摂理」について再確認できます。

ピグミンが、すぐに敵に食べられてしまうんですよね・・・。

ゆるキャラでかわいいピクミン達が食べられる瞬間は心が痛みます。

ですが、私達も牛や豚、鳥などを食べて生きているわけですから、ピグミンのことを可哀想と思うのであれば、牛肉、豚肉、鶏肉などに対しても同じような感情を抱かなくてはいけません。

 
逆に、敵を倒すことができれば、それを養分にしてピグミンを増やせます。

 
勝った方が生きていく。

弱肉強食の世界。

ピグミンで、自然界の厳しさを学ぶこともできます。

 
 
このような感じで、ピグミンをプレイすると色んな学びがあります。

「ピグミンって物凄い名作だな・・・」と感じた次第です。

「ピクミン3デラックス」が発売

ピクミン3デラックス」が任天堂スイッチで発売されました。(2020年10月30日)

 
最近、私はテレビを全く見ないので、「ピクミン3デラックス」が発売されたのは知りませんでした。

きっかけは、子供が見ている「ユーチューブのゲーム実況動画」です。

 
子供が「MKさん」というユーチューバーの方にハマっていて、ほぼ毎日見ています。

おのずと私も見ることに。というより、私もファンになりつつあります。

 
 
そのMKさんが新しく始めたゲームが「ピクミン3デラックス」でした。

それを見た子供から「ピグミンやってみたい!」との要望が・・・。

 
ピクミンなら5才の子供にちょうどいいかもしれない

と思い、ピクミン3を購入することにしました。

 
ただ、私は任天堂スイッチを持っていないので、「WiiU版」のピクミン3を購入しました。


※ このリンクは「WiiU版のピクミン3」です。

ピクミン3はどんなゲーム?

ピグミン3は、もともと「任天堂 WiiU」で販売されていたゲームです。

それが「任天堂スイッチ」で「ピクミン3デラックス」として再登場しました。

 
任天堂の公式ホームページによると

“本作は、WiiU版『ピグミン3』から遊びやすさ・遊びごたえがデラックスになりました。”

とのこと。

 
どうやらデラックスになったようです。

「WiiU版」と「スイッチ版」とでは、色々な違いがありますがこの記事で省略させて頂きます。(詳細は、任天堂の公式ホームページをご確認ください。)

 
 
ピグミン「」ということは、当然「」と「」があります。

私は、「1」と「2」はプレイしたことはないのですが、シリーズ物で「3」まで発売される、しかも、任天堂スイッチで再発売されるということは、根強いファンがいるのだと推察されます。

 
実際に「3」をやってみて、その理由がなんとなくわかりました。

とにかく面白い。というか奥深い。

個人的はかなりおススメのゲームです。

イメージは「宝探しゲーム」

「ピクミン3」を一言で表現すると「宝探しゲーム」です。

マップ内に配置されたアイテムをピクミンで回収する。そんなゲーム。

 
ただし、簡単に入手できるわけではなく、

  • マップ内を探索する
  • 敵を倒す
  • 謎解きする

などの作業が必要となります。

ピクミンの種類

「ピクミン3」に登場するピクミンは、7種類です。

 
【赤ピクミン】
火に強い。攻撃力が強い。

 
【青ピクミン】
水に強い。水の中を泳げる。

 
【黄ピクミン】
電気に強い。高い所に投げることができる。

 
【岩ピクミン】
硬いものを壊すことができる。

 
【羽ピクミン】
飛ぶことができる。空の敵には強く、地上の敵には弱い。

 
【紫ピクミン】
力が強い。足が遅い。

 
【白ピクミン】
軽い。足が速い。毒に強い。隠れたものを発見できる。

 
 
こんな特徴があります。

ただし、ピクミン自体は非常に弱い生物のため、敵や火、水などですぐにやられてしまいます。

 
状況に応じてピグミンを「慎重に」使い分けていく必要があります。

かなり頭を使います。

ピグミンを操るキャラクター達

ゲーム内には、人間(宇宙人?)が登場します。

  • チャーリー
  • ブリトニー
  • アルフ

の3人。

 
この3人でピクミン達を操っていきます。

いわば、ピグミンの司令塔です。(※ ピグミン3デラックスの場合、「オリマー」と「ルーイ」というキャラクターも使えます。)

食糧がなくなるとゲームオーバー

このキャラクターたちは、1日に1回、「食糧」を摂取します。

この食糧がなくなるとゲームオーバー。

 
つまり、1日の間に「食糧」を確保する必要があります。

ゲーム内の1日は、現実世界で約15分程度。(※ ピグミン3デラックスの場合、難易度によって時間が変わります。)

 
つまり、15分以内に食糧を確保しなくてはいけません。

しかし、食糧を確保するためには、

  1. 食糧を探索する
  2. 謎を解く
  3. 敵を倒す

などの作業が必要になります。

ゲームに慣れない最初のうちは、これらに結構苦戦します。

食糧不足でゲームオーバー」なんてことが簡単に起こり得ます。

 
時間制限がなければ、のほほんとしたゲームなんですが、この時間制限のおかげで難易度がグッと上がります。

ゲームに慣れてきてからが本番

とはいっても、慣れてさえしまえば、そこまで難しいことではありません。

小さい子供でもできます。実際、私の5才の子供でもできるようになりました。

 
ですが、ピグミン3が本当に面白くなるのは、ある程度ゲームに慣れてきてからです。

「社員104名の会社の社長」になったイメージ

ゲームで操作できるキャラクターは先述のように3名。

使えるピクミンは最大100匹。

 
この計103人(匹)を使って、いかに効率良くゲームを進めていくのかが鍵になります。

 
現実世界で考えば「社員104名の社長」と同じです。

 

  • 社長が自分
  • 幹部が3人
  • 部下が100人

 
この104人でいかに仕事を上手く回していくか。

「ピクミン3」でそのような段取り力が必要となります。

並列思考が鍛えられる

普段生活していると「直列思考」になってしまうことが多いと思います。

 
直列思考とは、

Aが終わったらBをやる。Bが終わったら、Cをやる。

こんな感じで順番に仕事を進めていく考え方です。

 
メリットは、1人だけでできること。デメリットは、時間がかかること。

A、B、C、それぞれの作業に1日かかるとしたら、計3日かかることになります。

 
 
一方、並列思考とは

「Aは○○さんに、Bは△△さんに、Cは□□さんにやってもらう。」

こんな感じで並列に仕事を進めていく考え方です。

 
メリットは、時間がかからないこと。1日で仕事が完了します。

デメリットは人数が必要なこと。

 
ですが、コンピューターが発達してきた現代では「AI」にまかせるという方法があります。

人に頼らず、機械にやってもらうという考え方です。

ピクミン3の場合も、AIによってキャラクターやピグミンを動かすことができます。

 
つまり、並列思考のデメリットがなくなりつつあります。

AIが発達していくこれからの世の中では、並列思考がとても重要になってきます。

 
また、社長など、何かのリーダーになる場合には、AIの有無に関係なく並列思考が必要となります。

 
 
「ピクミン3」は楽しみながら、「段取り力」や「並列思考力」を鍛えることができる。

色んな意味でピグミン3は名作です。

必要に応じてサポートを

とはいうものの、普通にゲームを楽しんでいるだけでは、なかなか「段取り力」や「並列思考力」は身に付きません。

それらがなくても、十分に楽しめるようになっているからです。

ですが、せっかくピグミンをやるのであれば、それではもったいない。

 
ゲームをやる人が小さな子供であれば、大人がサポート(指示出し)してあげることをおススメします。ユーチューブなどの攻略動画を参考にするのも良いと思います。

 
段取り力」や「並列思考力」を身に付けるのは難易度が少々高いので、他人のサポートが必要です。

ただし、ハマり過ぎには注意

ただし、ハマり過ぎには注意が必要です。

目が疲れてしまいますし、他の事が出来なくなってしまいます。

 
1日1時間くらいを目安にやることをおススメします。

 
また、どんなに名作でも「飽き」がきます。

「飽きてきたな・・・」

と思ったらスパっと止めることをおススメします。

 
その状態でゲームを続けても、おそらく「学び」や「新たな発見」はほとんどありません。

惰性でゲームをやることほど、ムダな時間はありません。

 
その場合は、他の名作ゲームをやる、ゲーム以外のことをやるなど、別のことに取り組むことをおススメします。

まとめ

ピグミンを考えた人は天才だな・・・

ピグミンをプレイして、そう感じました。

 
ピクミンシリーズの発売当初、CMソングで次のようなフレーズがありました。

今日も運ぶ。戦う。増える。そして、食べられる。

 
当時は「意味がよくわからん・・・」と思っていたのですが、実際にやってみると、まさにその通り。

ゲームの本質を一言で表した秀逸なフレーズでした。

 
やっていることはそれだけなのに、奥の深い戦略ゲームにしている。老若男女問わず楽しめるゲームになっている。

本当に名作だなと感じた次第です。

 
 
楽しみながら段取り力を鍛えたい

そんな方に「ピグミン3」がおススメです。

 
子供にやらせるのも良いのではないかと思います。将来役に立つスキルが身に付くはずです。

 
【ピクミン3デラックス(スイッチ版)】

【ピクミン3(WiiU版)】

 


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