「笑顔」と「ありがとう」。この2つで人間関係が劇的に変わる

「笑顔」と「ありがとう」。この2つで人間関係が劇的に変わる


 
「笑顔」と「ありがとう」は大事。

 
よく言われることです。

ですが、実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか?

 
例えば、今日一日の中で、家族に笑顔で「ありがとう」と伝えたでしょうか?

 

距離が近くなるほど回数が減るという矛盾

「笑顔」と「ありがとう」。

お互いの距離が近くなるほど回数が減っていくような気がします。

 
例えば、レストランで食事中に「箸(はし)」を落としてしまった場合。

見ず知らずの人が箸を拾ってくれた場合、「ありがとう」という言葉が自然と出るはず。

でも、家族の人が拾ってくれた場合はどうでしょうか。「ありがとう」と言えるでしょうか?

 
何も言わない、もしくは、無表情で「ありがとう」。そんなことになってないでしょうか?

 
本来、「感謝の気持ち」は距離が近いからこそ伝えるべき。でも、実際は逆になっている気がします。

 
結婚生活がまさにそうだと思います。新婚の頃はお互いニコニコしているのに、結婚して時間が経つほどブスッとした顔になっていく。そして、夫婦間の雰囲気が悪くなっていく。笑顔もなくなり、「ありがとう」もなくなる。

 
付き合う頻度が高ければ、相手に助けてもらっていることも多いはず。

 
ご飯を作ってくれてありがとう。
お金を稼いできてくれてありがとう。
いつもいっしょにいてくれてありがとう。

 
など、「ありがとう」を伝える機会なんていくらでもあるはずです。

笑顔で「ありがとう」と言われると嬉しくなる

笑顔で「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はほとんどいません。たいていの場合は嬉しくなります。

 
逆に、相手が不愛想な態度だと不快に感じます。例えば、店員さんが不愛想だと「この店、なんかいやだな・・・」なんて感じてしまいます。

 
もし、自分が不愛想な態度をとればどうなるか?

相手が感じる印象は言うまでもありません。

 
人に求めるクセに自分はできていない。よくあることです。

 
もし、人間関係が上手くいっていないのであれば、「笑顔」と「ありがとう」、この2つを意識することをおススメします。

 
ただし、「作り笑顔」や「心のこもっていないありがとう」はNG。逆に相手を不快にします。

心の底から嬉しいと思えば、「笑顔」や「ありがとう」は自然に出る

コンビニやスーパーの店員さんの中には、機械のように「ありがとうございました~」という人もいます。とくに、バイトの人に多いような気がします。

 
ですが、よくよく考えればこんなのは当たり前。バイトの人は客が来ようが来まいが時給は変わりません。

別に客が来ても何にも嬉しくないわけです。むしろ、客がくれば仕事が増えるだけ。来ない方が嬉しいくらい。

これらの人に、心のこもった「ありがとう」を求めること自体が間違っています。

 
 
でも、お客さんが支払ってくれたお金が巡り巡って自分の手元にやってくる。お客さんの来訪は、本来はメチャメチャありがたいこと。

このように捉えられる人は「いつも本当にありがとうございます」と自然と言葉に出すことができます。

 
このような対応をしている人はお客さんからも人気が出るので、結果として時給が上がる可能性があります。

 
店員さんの例に限らず、人と接するときには、何かしら相手に感謝できることがあるはず。

 
わざわざ遠いところまで来てくれてありがとう。
自分のために時間を使ってありがとう。
 

などです。

 
心の底から嬉しいと思えば、「笑顔」や「ありがとう」は自然と出てきます。

そう思えなければ、「作り笑顔」や「心のこもっていないありがとう」しか出てきません。

 
人間関係を円滑にするにはどちらがいいかは言うまでもありません。

年齢を重ねるほど「笑顔」が減っていくので要注意

夫婦関係に限らず、年齢を重ねるほど「笑顔」が減っていくので要注意です。

 
小さい子供や若い人がニコニコしているのはよく見かけます。

でも、オジサンやオバサンがニコニコしているところをあまり見たことがありません。(ニコニコしていたら若干気持ち悪いような気もしますが・・・)

 
歳をとるとやっぱり疲れるんでしょうか?感情の起伏が少なくなるんでしょうか?

 
いずれにしても良いことではありません。

 
おそらくですが、今もこの画面を少し暗い顔で読んでいるのではないでしょうか?

 
もしそうであれば、今「笑顔」を作ってみてください。

 
視界が明るくなるのを感じるはずです。心がスッとするのを感じるはずです。

 
たった1秒で明るい気持ちになれます。

 
日頃から「笑顔」を意識することをおススメします。それだけで、心の老化を防ぐことができます。

1日に1回は笑顔で「ありがとう」を言うべし

1日に1回は笑顔で「ありがとう」と言うことをおススメします。

 
例えば、家を出るときに「じゃあ、行ってくる。いつもありがとう」。

相手はポカンとするかもしれませんが、イヤな気持ちにはなりません。

 
また、相手が仕事から帰ってきたときに「おつかれさま。いつもありがとう」。これも相手はイヤな気持ちはしません。

 
こういった1つ1つの小さな積み重ねが人間関係を良好にします。

 
笑顔で「ありがとう」を言うだけ。何も難しいことではありません。