自分を変える「尊敬・嫉妬できる身近な人」
自分を変える「尊敬・嫉妬できる身近な人」
自分を変えたい―。
でも、自分の力だけでは簡単には変わりません。本能的に(無意識的に)変化を拒んでしまうからです。
自分を変えたければ、他人の力を借りることをおススメします。
尊敬・嫉妬できる身近な人
この人さえ見つけてしまえば、自ずと変わっていきます。
自分の力だけで、自分を変えるのは難しい
「よし、明日から早起きしよう!」
「よし、今日から毎日走ろう!」
「よし、今日から積極的な自分に変わろう!」
こんな風にやる気満々で心に決めても、次の日には元通り。よくあるパターンです。
「自分って意志が弱いな・・・」なんて、つい思ってしまいますが、これはある意味仕方のないこと。
なぜなら、人間は本能的に変化を拒んでしまうからです。現状を維持したがる、といった方がいいかもしれません。
どんなものでも、変化させるにはエネルギーが必要です。例えば、水を水蒸気にするためにはエネルギーが必要ですし、車を動かすときにもエネルギーが必要です。
人間の場合も同じです。変化するためには少なからずエネルギーが必要となります。
食糧が溢れかえった現代の日本では実感が湧きにくいのですが、エネルギーを失う、ということは、本来であれば死活問題です。
自然界で生きる動物や昆虫は、今日のご飯を見つけること、ほぼそれだけを目的に毎日を生きています。ムダなことはしません。ムダなことをすれば、それだけエネルギーが失われてしまうので、死活問題に直結します。
他にやることと言えば、外敵から逃れること、生殖活動くらいでしょうか。ダイエットなんてもってのほか。
人間も動物の一種。基本的に同じです。
自分を変えようとすると「変わるんじゃない!エネルギーの無駄遣いをするな!」と本能が邪魔してきます。
自分を変えるためには、本能に打ち勝たなければいけません。自分1人の力だけでは、多くの場合、挫折してしまいます。
「尊敬・嫉妬できる人」を見つけよう!
そこで、おススメなのが「尊敬・嫉妬できる人」を見つけることです。「ライバル」という言葉がふさわしいかもしれません。
尊敬も嫉妬も
「その人のようになりたい!」
という気持ちが根幹にあります。
違いは、「尊敬」は相手に対してプラスのイメージ、「嫉妬」は相手に対してマイナスのイメージ、といったところでしょうか。
「尊敬・嫉妬できる人」
そのような人が近くにいるだけで、「その人のようになりたい!」と強く意識するようなり、自ずと自分も変わっていきます。
ただし!
尊敬する気持ち、嫉妬してしまう気持ち、両方を兼ね揃えた人を見つけないと効果が薄くなってしまいます。
「尊敬だけ」できる場合は、憧れだけで終わってしまうかもしれません。自分と相手との実力差が大きいときにこの状態に陥りやすくなります。「あの人は凄い。でも、自分にはムリ」とあきらめてしまう可能性があります。
「嫉妬だけ」してしまう場合は、相手を引きずり落そうとするだけの厄介者になってしまうかもしれません。自分と相手との実力差がそんなにない(少なくとも自分はそう思っている)ときに、この状態に陥りやすくなります。「なんで、あいつが!」といった負の感情のせいで、悪い方向に進んでしまう可能性があります。
ちょうどいいのは、「尊敬もできて、嫉妬もしてしまう」。そんな人です。
「尊敬もできて、嫉妬もしてしまう」。そんな人を見つけるには
ただ、「尊敬もできて、嫉妬もしてしまう人」を見つけるのは簡単ではありません。
嫉妬できる人は意外と少ないからです。
嫉妬するのは基本的に身近な人。つまり、よく接する人。よく接する人なんて100人もいないと思います。その全員に対して嫉妬するわけでもありません。
それに、すでに嫉妬心を持っている相手であれば、相手に対して負の感情を持っていると思われるので、尊敬する気持ちにはなかなかなれません。
そこでおススメなのが、「身近な尊敬する人と仲良くなること」。仲良くなれば、距離が縮まります。嫉妬心が芽生えやすくなります。
嫉妬心がある一方で、尊敬する気持ちもあるので、自分にとっても相手にとっても良好な関係を築くことができます。
ただ、最大の難関は、仲良くなるきっかけ。いきなり話しかけに行くと、相手に警戒されてしまいます。できるだけ自然に話しかける必要があります。
こればかりは、運の要素が入ってきます。「運命の出会い」なんて言葉がありますが、きっかけがあれば運命だし、きっかけがなければ運命ではなかったとあきらめるしかありません。
身近な存在であれば、話しかけるきっかけは何回かあるはず。自分から積極的に動き回れば、その回数も増えていきます。
そのチャンスをモノにするだけの準備も必要です。相手の趣味を調べて、自分自身も詳しくなっておくなどです。(ただし、ストーカーなどにはならないように・・・)
もし、身近に尊敬できる人がいなければ、環境を変えることをおススメします。転職をする、新しい習い事をする、などです。
身近に尊敬できる人がいない環境で、自分を変えることはほぼ不可能です。今まで通りの惰性で生きていくことになります。
「尊敬・嫉妬できる身近な人」が見つかれば、毎日が楽しくなる!
「尊敬・嫉妬できる身近な人」が見つかれば、毎日が楽しくなります。
「尊敬する人に認められたい!」
「この人に勝ちたい!」
といった気持ちが生まれ、今まで以上に頑張れるようになります。毎日が楽しくなります。自分の実力もどんどん伸びていきます。自分が変わります。
それに呼応して、相手の実力も伸びていくので、永遠のライバルになってくれる可能性があります。親友になるかもしれません。
「自分を変えたい!」と思うのであれば、「尊敬・嫉妬できる身近な人」を見つけることをおススメします。