【簡単な木工遊び】子供と木琴を作ってみた。1,500円のDIY
【簡単な木工遊び】子供と木琴を作ってみた。1,500円のDIY
![木琴完成図](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図-644x480.jpg)
子供(5才)と木琴を作成しました。
かかった費用は1,500円程度。
それで、家族全員が半日は楽しめました。
「遊びに行く場所がないな・・・」
「新しいオモチャを買うのはちょっと・・・」
そんなときは「木琴作り」はいかがでしょうか?
個人的には、かなりおススメです。
この記事では、木琴の作り方をお伝えします。
ただし、我流なので、綺麗な音は出ませんのであしからず。(なんとなく「ドレミファソラシド」のようには聞こえます。)
木琴を作ることになったきっかけ
木琴を作ることになったきっかけは、幼稚園の父母参観です。
「木工遊びをやるので、作るものを考えてきてください」
と、幼稚園から指令が・・・。
ただ、私は不器用なので、工作が得意ではありません。妻も同じく。
「困ったな・・・」と思い、ネットで「木工遊び」について調べることに。
どれも難しそうだったのですが、「木琴」であれば作れそうな気がしました。
木の板を切って、釘を打つだけなので。
そんな経緯で木琴作りにチャレンジすることに。
必要な道具は、ほとんど100均で揃う
必要な道具は、ほとんで100均で揃いました。
今の100均って本当に何でもありますね。
【ノコギリ】
![ノコギリ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/ノコギリ-644x480.jpg)
例えば、ノコギリ。
まさかノコギリが100均で売ってるとは思いませんでした。ただし、さすがに100円ではなくて、200円です。
【トンカチ】
![トンカチ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/トンカチ-644x480.jpg)
トンカチも。こちらは100円。
【釘】
![釘](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/釘-644x480.jpg)
釘(100円)も売ってました。たくさん入ってますね。こんなに使えません。どうしよう・・・。
必要本数は20本ですが、曲がってしまう場合もあるので30本くらい準備しておくと安心です。
あと、木琴を頑丈にするためには「大きな釘」の方が良いのですが、その分、力が必要になります。子供が小さい場合、苦戦するかもしれません。
その場合は、木琴が少し弱くってしまいますが、「小さめの釘」の方がよいかと思います。
【ヤスリ(木工用)】
![木工用ヤスリ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/ヤスリ-644x480.jpg)
あと地味に重要なのが木工用ヤスリ(100円)です。
木材をノコギリで切断した後は、「棘(とげ)」が出ているので要注意です。
実際、妻の手に棘が刺さってしまい、かなり痛がっていました。
ただ、紙ヤスリはすぐに摩耗して使えなくなるという欠点があります。
上の写真のヤスリは、長持ちするようです。たしかに長く使えたような気がします。
【バチ(?)】
![バチ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/バチ-644x480.jpg)
木琴を叩く「バチ」。さすがにこれは売っていませんでした。(大きい100均の店舗にはあるかもしれませんが・・・)
店内を探し回っているうちに、上の写真の「肩たたき」を発見しました。
右側は、まさに「木琴のバチ」です。
左側についているのは「たこ焼き」です。かわいい・・・。
これをバチ代わりにすることにしました。(200円です。)
【木材】
主役の「木材」も売っていたのですが、自分のイメージとは合わなかったので、木材だけはホームセンターで買うことにしました。
ちなみに、これらは「DAISO」の商品です。
木材だけホームセンターで購入
「良い木材あるかな・・・」
と思ってホームセンター(カーマ)に行ったら、メチャメチャありました。
普段、木材コーナーに行くことはないので、ちょっとびっくりしました。
私が購入したのはこの木材です。
![木材](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木材-644x480.jpg)
高さ16mm、幅40mm、長さ3985mm(約4m)。
メチャメチャ長い・・・。
アカマツ同縁 乾燥材という木材です。
価格は・・・
なんと225円(税抜)。
木材ってこんなに安いんですね。木の種類にもよると思いますが・・・。
木材に関しては、100均よりも安くて良い物を買えるのではないかと思います。
ただ、4mもあると車に積めません。
無料の作業場で3つに切断して持って帰りました。
ホームセンターならそのような作業場があるはず(?)です。(ちょっと自信ありません。)
あと必要なのは・・・
あと必要なものといえば・・・
【軍手】
「軍手」も準備することをおススメします。(大人用と子供用)
棘が刺さるのを防ぐことができますし、ノコギリやトンカチを使う際に安全です。
【定規】
「定規」も必要です。木材の長さを測る際に必要になります。30センチ定規など、長い方が測りやすいです。
【太めのペン】
切る部分に印をつけるために「ペン」も必要です。
「太めのペン」がおススメです。理由についてはのちほど説明します。
これらも100均で購入できます。
あと、仕上げに拘(こだわ)るのであれば、「ニス」を塗るのもいいかもしれません。
私はそこまではやらなかったので、今回の記事では省略させて頂きます。
必要な道具まとめ
木琴作りに必要な道具をまとめます。
- ノコギリ 200円
- トンカチ 100円
- 釘(30本) 100円
- 木工用ヤスリ 100円
- バチ(?) 200円
- 木材 225円
- 子供用軍手 100円
- 大人用軍手 100円
- 定規(長め) 100円
- 太めのペン 100円
合計1325円。税込み1,457円。
1,500円もあれば、木琴を作ることができます。
既に持っている道具もあると思いますので、実際には、1,000円もかからないのではないでしょうか。
木琴の作り方
ここからは木琴の作り方を紹介します。
出来上がりはこんなイメージです。
上から
![木琴完成図(上から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(上から)-644x480.jpg)
下から
![木琴完成図(下から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(下から)-644x480.jpg)
横から
![木琴完成図(横から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(横から)-644x480.jpg)
木材を切ってしまえば、釘を打つだけです。
木材の長さ
木材の長さは自由に決めることができます。
なにせ4mもありますから・・・。
この記事では、私が作ったときの長さを紹介します。
こんな感じに切りました。
![木材を切ったところ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木材を切ったところ-644x480.jpg)
- 370mm 2本 「土台」
- 220mm 2本 「ド」と「土台」
- 208mm 1本 「レ」
- 196mm 1本 「ミ」
- 190mm 1本 「ファ」
- 179mm 1本 「ソ」
- 169mm 1本 「ラ」
- 160mm 1本 「シ」
- 156mm 2本 「ド」と「土台」
長さは、音階になるように決めていますが、正確な音にはなかなかなりません。木材の材質や高さ、幅などによっても音が変わるからです。
「土台用の木材」と「鍵盤用の木材」
2本あるのは、土台用木材です。
「370mm 2本」「220mm 1本」「156mm 1本」の計4本で土台を作ります。
![木琴完成図(下から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(下から)-644x480.jpg)
残りの木材で「鍵盤(けんばん)」を作っていきます。
![木琴完成図(上から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(上から)-644x480.jpg)
木材の「幅」が違うときは・・・
![](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/木琴の横幅寸法-1-644x480.jpg)
これらの寸法は、木材の幅が「40mm」の場合です。
もし、木材の幅が「50mm」であれば、「鍵盤(けんばん)」がはみ出してしまいます。
逆に、木材の幅が「30mm」であれば、「鍵盤」と「鍵盤」の間がスカスカになってしまいます。
「40mm」以外の木材を使う場合、木材の幅に合わせて「370mmの木材」の長さを調整してみてください。
(木材の幅+5mm)×8+10mm
くらいがよいのではないかと思います。
縦横比を合わせたい場合は・・・
ただ、木材の幅が40mmと大きくことなる場合、少し不格好な木琴が出来上がってしまいます。
例えば、木材の幅が20mmの場合。
上の計算式を使うと
(20+5)×8+10=210mm
出来上がりはこんなイメージです。
![木琴の縦横比を合わせる(変更前)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/木琴の縦横比を合わせる(変更前)-644x480.jpg)
鍵盤が細長い気がしますね・・・。
縦横比を合わせたい場合は、下の「変更後の寸法」を使ってみてください。
【もともとの寸法】
- 370mm
- 220mm
- 208mm
- 196mm
- 190mm
- 179mm
- 169mm
- 160mm
- 156mm
【変更後の寸法】
- (木材の幅+5)×8+10
- 220×木材の幅÷40
- 208×木材の幅÷40
- 196×木材の幅÷40
- 190×木材の幅÷40
- 179×木材の幅÷40
- 169×木材の幅÷40
- 160×木材の幅÷40
- 156×木材の幅÷40
木材の幅が20mmの場合、仕上がりのイメージはこんな感じになります。
![木琴の縦横比を合わせる(変更後)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/木琴の縦横比を合わせる(変更後)-644x480.jpg)
まずは、木材の切る部分に印をつける
![線を引く](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/線を引く-644x480.jpg)
まずは、木材の切る部分に印をつけていきます。
「30cm定規」など、長めの定規があると印をつけやすいです。
この線は「太く」することをおススメします。
なぜかというと、ノコギリの刃が通る部分が1~2mmあるからです。
![線にノコギリの刃を重ねる](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/線にノコギリの刃を重ねる-644x480.jpg)
例えば、「細い線」を引いて「370mm」ちょうどに切ろうとすると、ノコギリの刃のせいで、できあがりが「369mm」になってしまう可能性があります。
とはいっても、私のようにノコギリ作業に慣れていない人は、正確な寸法に切ること自体が難しいので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
ひたすらノコギリで切っていく
![子供が木材をノコギリで切るところ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/子供が木材をノコギリで切るところ-644x480.jpg)
あとはひたすらノコギリで切っていきます。
子供にやらせる場合は、軍手をさせることをおススメします。
あと、切り始めが少し難しいので、最初に切れ目だけつけてあげると、子供が切りやすくなります。
ノコギリ作業は結構疲れるので、家族で交代しながらやるといいと思います。
切った後はヤスリで角を丸める
![木工用ヤスリ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/ヤスリ-644x480.jpg)
切った後はヤスリで角を丸めていきます。
切断後の断面に棘が出ている可能性もありますし、それ以外の部分にも棘がある可能性もあります。
完成後は触る機会が多くなるので、この時点でなるべく綺麗にすることをおススメします。(地味に結構疲れます。)
あとはひたすら釘を打っていくだけ
![子供がトンカチで釘を打つところ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/子供がトンカチで釘を打つところ-644x480.jpg)
あとはひたすら釘を打っていくだけです。
子供にやらせる場合には、軍手をさせることをおススメします。誤って自分の指をトンカチで打ってしまったときに、少しだけですが痛みを軽減することができます。
あと、釘が斜めになりやすいので、適宜サポートが必要です。
まずは土台を作る
まずは土台を作ります。
こんな感じです。
![木琴の土台完成図](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴の土台完成図-644x480.jpg)
釘を計4ヵ所打ちます。(手で持っている軍手が写ってしまいました。太陽の光がまぶしくて気付きませんでした・・・)
次に鍵盤を作る
![木琴完成図(上から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(上から)-644x480.jpg)
これもひたすら釘を打っていくだけです。計16本。
鍵盤の間隔を空けすぎてしまうと、全ての鍵盤が入りきらなくなる可能性があります。それぞれの鍵盤の間を「5mm程度」にすると、上手く入ります。
完成!
![子供が木琴に色を塗るところ](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/子供が木琴に色を塗るところ-644x480.jpg)
完成です。
終わった後は、鍵盤に絵を描くなど、色んなアレンジすると、より面白くなると思います。
肝心の音はというと・・・
肝心の音はというと・・・
「ドレミファ」はなんとなくそのように聞こえるのですが、残りの「ソラシド」はちょっと微妙でした。
寸法通りに木材を切れれば、もう少しまともな音になるはずなんですが、私達家族では上手くできませんでした。
よく見て頂くと、木材の端がボコボコになっているのがわかるかと思います。
![木琴完成図(上から)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/木琴完成図(上から)-644x480.jpg)
音の調整もできる
音の調整もできます。
鍵盤は長いほど「低い音」に、短いほど「高い音」になります。
つまり、木材を削っていくと高い音になります。
私の場合、「ソラシド」の音が低かったので、これらを少しずつ削っていきました。
![木琴の音階調整](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/木琴の音階調整-644x480.jpg)
「ノコギリ」や「木工用ヤスリ」で削ることができます。
ただ、大幅に削る場合、先ほど紹介した「木工用ヤスリ」だと手が疲れやすいので、「鉄やプラスチック用のヤスリ(100円)」の方がいいかもしれません。
![ヤスリ(鉄用)](https://www.positivefreedoms.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/ヤスリ(鉄用)-644x480.jpg)
いずれにしても「ヤスリ」は少しずつ削っていくものなので、なかなかの重労働です。
最初から寸法通りにきちん切ることが重要ですね・・・。
音がちょっとマシになった
削ることで最初よりはマシになりました。
でも、綺麗な「ドレミファソラシド」にはなりませんでした。工作は難しいですね・・・。
それも含めて良い経験になりました。
子供も自作木琴を楽しんでいます。
「かえるの歌」や「ドレミの歌」などを弾けるようになってきました。
「鍵盤を叩く」のがどうやら面白いようです。自分で作ったので愛着が湧いているのかもしれません。
まとめ
材料集めから木琴作成まで、家族全員で楽しむことができました。
家族全員で1つの物を作り上げる機会って、あまりないですよね。
今回の件で、家族の絆が強くなった気がします。
「遊びに行く場所がないな・・・」
「新しいオモチャを買うのもなんだかな・・・」
そんなときは、ぜひ木琴作成にチャレンジしてみてください。
半日もあれば作れますし、費用も1,500円未満。
作り終わった後も遊べます。
器用な方が作ればオブジェにもなるかと。
今回の記事はここまでです。お読み頂きありがとうございました。
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