料理は女性が作るもの?いやいや、そんな考え方は古いでしょ

料理は女性が作るもの?いやいや、そんな考え方は古いでしょ


 
料理は女性が作るもの。

 
少し前まではそれが常識だったような気がします。今もそのような風潮が残っているかもしれません。

 
でも、そんな考えは古いと思います。今や女性も働く時代。女性に料理を押し付けるのはおかしな考えです。

 
では、専業主婦の女性はどうか?

 
世の中には

  • 料理が嫌いな女性
  • 育児などが忙しくて料理まで手がまわらない女性

など、いろんな女性がいます。

 
専業主婦だとしても、これらの女性に料理を押し付けるのはいかがなものかと思います。

スーパーやコンビニなどが発達した現代の日本では、料理を作らなくても十分生きていけます。

 
それなのに、男性は女性に料理を求めている気がするし、女性自身も「料理は女性がするもの」と思い込んでいるような気がします。

 
男性・女性に限らず、料理が好きで作る余裕があるなら料理を作ればいいし、そうでないなら料理を作らなければいい。

私はそう思います。料理が苦痛であれば、今日からやめることをおススメします。

※筆者は既婚の男です。
 

添加物が気になる?

料理を作らならければ、出来合いの料理を口にする機会が多くなります。

例えば、

  • スーパーの惣菜
  • コンビニ弁当
  • レトルト食品

などです。

そこで出てくるのが「添加物問題」。添加物を採り過ぎると体に悪いと言われています。

 
 
でも、添加物は本当に危険なのでしょうか。

  • どの添加物が体に悪いのか?
  • 1日に摂取していい量はどれくらいか?

 
この2つの質問に対して、根拠とセットで明確に答えることができますか?

 
おそらく、ほとんどの人は答えられないのではないでしょうか。

なんとなく添加物は体に悪い。そのくらいのイメージだと思います。
 

そもそも、答えられるのであれば、危険添加物としてすでに排除されているはず。

 
つまり、世の中に出回っている添加物は、「安全」、もしくは、「危険かどうかわからない」ということ。

 
「危険かどうかわからないもの」に手を出すのは恐ろしい気もしますが、この時代に生まれてしまった宿命だと思います。普通に生活をしていて添加物を口にしないなんて、まずありません。

そもそも、自炊したとしても少なからず添加物を口にします。

 
そんなに添加物がイヤなら、自分で野菜や家畜を育てて、山奥のきれいな水を汲みに行けばいいと思います。

 
私たち素人は、添加物が危険かどうかなんて判断できません。判断できるのは研究者だけ。添加物で悩むだけ時間のムダです。

自分で作った方がおいしい?

「出来合いの料理より、自分で作った方がおいしい」

そう感じる人もいると思いますが、それは料理の腕次第。

 
出来合いの料理のレベルはどんどん上がっているので、平均的な料理の腕前では、もはや勝てないのではないでしょうか。

 
 
ちなみに、私は料理ドヘタです。奇跡が起こらない限り、出来合いの料理に勝つことはできません。

 
料理教室などに通えば、きっと料理の腕前は上がると思います。自分でおいしい料理を作ってみたい、そんな気持ちもあります。

 
ですが、おそらく私が料理教室に通うことはありません。

なぜなら、もっと他にやりたいことがあるから。

そんな時間があるなら、子供と遊ぶ時間を増やしたいし、本を読む時間を増やしたい。料理の前にやりたいことがたくさんあります。

 
現在、料理で苦しんでいる人も同じではないでしょうか。料理よりも他にやりたいことがあるはず。

にもかかわらず「料理を作らねば」という固定観念にとらわれてしまっている。

 
料理を作らないと警察に捕まるのか?

そんなことは当然ありません。思い込みは視界を狭くします。

自分の人生を楽しく過ごした方が得です。

 
苦手なことは得意な人に助けてもらえばいいし、得意なことで苦手な人を助ければいい。

私はそう思います。

栄養バランスが偏る?

「栄養バランスが偏る」という意見もあるかもしれません。

しかし、それは栄養バランスを考えながら食品を選べばいいだけのこと。最近は、減塩食品や野菜たっぷりの食品もあります。

 
そもそも、自炊したとしても栄養バランスが偏る可能性があります。無意識のうちに、得意料理ばかり作ってしまうかもしれませんし、調味料をたくさん入れてしまうかもしれません。

 
栄養バランスが偏るかどうかは自分次第。料理をする、しないは関係ありません。

お金がかかる?

一番のネックは「お金がかかること」かもしれません。

材料費に加え、人が作る手間賃がかかるので、どうしても値段が高くなってしまいます。

 
しかし、必ずしも高くなるわけではありません。

工場で大量生産しているもの(例えば、レトルトカレーなど)は、自分で作るよりも安くなります。もし、そのレベルのものを自分で作ろうとしたら、同じ金額ではとても作れませんし、膨大な時間がかかります。

 
とはいっても、トータルではやはりお金がかかるかもしれません。

しかし、その分、「時間」を手に入れることができます。

お金は稼げば再び手に入りますが、失われた時間は二度と手に入りません。

それに、料理が嫌いな人であれば、苦痛な時間を過ごさずに済みます。

愛情を感じられない?

結婚している場合、出来合いの料理だと「愛情を感じられない」。

そう感じる人もいるかもしれません。

 
しかし、

「料理を作りたくない・・・」
 

この感情が生まれる時点で相手に対する愛情はほぼないと思われます。愛情のため、というよりもルーティンワークとして料理を作っている、といった感じでしょうか。

 
結婚して間もない頃は、相手を喜ばせるために料理を作っていたかもしれませんが、子供が産まれて、何年も経てばそんな感情は消えてしまいます。子供へ愛情が移るという表現が正しいかもしれません。

 
愛情を感じられないのであれば、それは料理以前の問題です。

いきなり「出来合いの料理」にするとケンカになる

今まで「手料理」を作っていたのに、いきなり「出来合いの料理」に変えると相手は困惑してしまいます。

  • 「愛情が感じられない」
  • 「手抜きだ」

などと、理不尽なことを言ってくるかもしれません。ムダなケンカが始まってしまいます。

 
料理が苦痛であれば、まずはパートナーと相談することをおススメします。

話せば相手はきっとわかってくれます。
 

わかってくれないような相手であれば、料理を作らなければいいだけのこと。

作らなければ、相手は自分で料理するしかありません。料理のたいへんさをわかってくれますし、もし、料理が簡単というのであれば相手に作ってもらえばいい。

「料理は女性が作るもの」なんて考えはもう古い

「料理は女性が作るもの」なんて考えはもう古いと思います。

男性・女性に限らず、料理が好きで作る余裕があるなら料理を作ればいいし、そうでないなら料理を作らなければいいと思います。

料理が苦痛であれば、パートナーと相談して、今日から料理をやめることをおススメします。