合わない上司と上手く付き合う方法。上司と争うと損をする!
合わない上司と上手く付き合う方法。上司と争うと損をする!
会社で働いていると、
「あの上司、本当に腹が立つ!」
そんなこともあると思います。
しかし、上司と争ってはいけません。
上司と争っても、たいていの場合はこちらがダメージを受けることになります。
上司は「人事権」を持っています。
人事権とは、昇進を決めたり、部署異動を決める権利のことです。
つまり、上司に嫌われると、
- 給料が下がる
- 行きたくない部署に行かされる
など、良いことはありません。最悪の場合、リストラされる可能性もあります。
このように、会社で働く以上、上司と争うと損をします。とくに、部下に嫌われる上司は、器が小さい場合が多いので要注意です。
かといって、馬の合わない上司といっしょに働いても、仕事が面白くありませんし、健康にもよくありません。
そこで、この状況を打開するおススメの方法を2つ紹介します。
- 上司に完全服従する方法
- 上司をコントロールする方法
それぞれについて説明していきます。
上司に完全服従する方法
上司はホントにイヤな人?
「上司に完全服従する」と聞くと、「ストレスが溜まるだけじゃないか!」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
上司は、経験豊富だからこそ「上司」という役割を与えられています。少なくとも部下よりは、はるかに経験量が多いはず。
それに、本当にひどい上司であれば、すでにクビになっています。
つまり、「服従するに値する人」が上司になっているはずです。
※ 世の中には色んな人がいるので、100%そうとは言えませんが・・・。ただ、完璧な人間なんてこの世の中にはいません。
「服従するのはどうしても我慢ならん!」という人は「上司をコントロールする方法」からお読みください。
じゃあ、なんでイライラするの?
上司がどんなに素晴らしい人でも、部下がどんなに素晴らしい人でも、お互いがイライラする場合があります。
それは、
「上司の思考」と「部下の思考」に大きなズレが発生した場合
です。
例えば、上司から「プレゼンの準備しといて」と依頼されたのに、急な来客などがあって準備できなかった場合などです。
上司からしたら「なんで準備してないんだ!」となるし、部下からしたら「できるわけないだろ!」となるわけです。(お互いの思考にズレが生じている状態)
この場合は、部下が「来客の時点で、上司に準備ができないことを伝える」などの対応をして、上司に状況を把握させておけば、そこまで問題にはなりません。
つまり、上司と部下の思考を一致させることができれば、イライラの頻度をぐっと減らすことができます。
部下から歩みよるしかない
上司と部下の思考を一致させるためには、どちらかが歩みよる必要があります。
現時点で、馬が合っていないのであれば、上司に期待するのは難しそうです。
つまり、自分から歩っていくしかありません。
歩みよるためには「上司の思考」を把握する必要があります。
上司の思考を把握する
喜ぶべきか、悲しむべきかはわかりませんが、人は年をとるにつれて、どんどん思考がワンパターン化していきます。
「機嫌が良いときの次の行動はコレ」
「機嫌が悪いときの次の行動はアレ」
のように、簡単に次の行動を予測できます。(逆に考えると、自分も予測されてしまいます。)
つまり、上司を観察すれば、上司の思考がわかるようになります。
まずは、上司をじっくりと観察してみてください。いつも同じようなことをしていることに気付くはずです。
出社する時間や退社する時間はもちろんのこと、出社後の行動(コーヒーを飲む、トイレに行くなど)から退社まで、毎日毎日同じような行動を繰り返しているはずです。曜日ごとに違うかもしれません。
そして、毎日観察していると、「上司が怒る地雷ポイント」がわかるようになります。
気分屋な上司の場合は、最初は苦労するかもしれません。しかし、気分屋な人は感情が表に出やすいので、最終的には次の行動を読めるようになります。
あとは、地雷ポイントをひたすら避け続ければいい
あとは、地雷ポイントを避け続ければいいだけです。上司と部下、お互いがイライラする頻度は少なくなります。
それに、上司に気に入られるので昇進にも近づきます。会社生活をするうえでは、メリットばかりです。
ただし、これでは上司に完全服従することになります。
「完全服従はイヤだ!」という人は、上司を自分の望む方に上手く誘導していく必要があります。
上司をコントロールする方法
キーワードは「先手必勝」
上司は自分自身の仕事に加え、部下の仕事も把握する必要があります。これだけの仕事量を完璧に把握することは不可能です。
そこで、上司の頭の中がぼんやりとしている間に、「自分がやりたい仕事、かつ、上司が喜びそうな仕事」を提案することで、「自分がやりたい仕事」をできる可能性が高くなります。
普段は「上司が喜ぶ仕事」を強制的にやらされることが多いと思います。しかし、この方法を使えば、「自分がやりたい仕事」に誘導(コントロール)できます。
つまり、先手必勝です。
後手に回ると厳しい戦いに・・・
もし、後手に回ってしまうと(上司から先に指示を出されてしまうと)、断ることは至難の業です。
やらない理由を説明して、上司を説得する必要があります。仮に説得できたとしても、何回も断っていると上司から「あいつは全然言うことを聞かない。生意気だ!」と思われ、上司からの評価が下がってしまいます。
しかし、先に提案すると「あいつはよく考えてる」、「あいつはよく気が利く」など、評価が高まります。そのうえ、自分のやりたいこともできます。
ただし、上司からの信頼が必要
ただ、この方法は、ある程度上司からの信頼がないとできません。信頼がなければ、提案した時点で断られてしまいます。
「ある程度の期間、完全服従する」もしくは「上司を圧倒する実力をつける」など、事前に信頼を得ておく必要があります。
「コントロール」は「完全服従」よりもレベルが高い
「上司をコントロールする方法」は、「上司に完全服従する方法」よりもレベルの高い技になります。
上司の思考を把握して、さらに先読みする必要があるからです。
しかし、難易度の高い技だけに、使いこなせるようになると、「上司という存在」を気にせずに自分の裁量で仕事ができるようになります。
「イライラを減らすだけでなく、仕事をもっと楽しくやりたい」という方におススメです。
上司も上と下に挟まれて頑張っている
上司に腹が立つこともあるかもしれません。しかし、上司も上と下の間に挟まれて頑張っています。部下よりも厳しい環境下で働いています。腹が立つ気持ちをぐっと抑えて、上司のサポートをしてあげる気持ちも大切です。
上司が成果を出すと、チーム全体の成果になります。自分の成果にもなり、給料も上がります。
上司も会社で働く仲間の1人です。「上司」と聞くと、なんとなく高圧的で嫌な感じがしますが、「チームリーダー」と聞くと、なんとなくカッコよく感じます。会社においては両者とも同じです。ぜひ、あなたのチームリーダーをサポートしてあげてください。
先手を打ってチームリーダーをコントロールしてあげることも立派なサポートです。チームリーダーが指示する手間が省けますし、イライラの削減にもつながります。