「新しい物」だけでなく「古い物」にも目を向けてみよう!
「新しい物」だけでなく「古い物」にも目を向けてみよう!
「新しい物も大切だけど、やっぱり古い物も大切だよな・・・」
最近はそんな風に思うようになりました。
きっかけは「ボンバーマン93」というゲーム。
タイトルにもあるように1993年に発売されたソフト、つまり、約30年前のものです。
「爆弾を置いて敵を倒す」
という至ってシンプルなゲームなのですが、これがメチャメチャ面白い。
というより、シンプルだからこそ面白いのかもしれません。
ちなみに、WiiUのダウンロードソフト(※)です。価格は628円(税込)。
「値段以上の価値がある」とは、こんなときに使う言葉なのかもしれません。
※ 最近のゲームは、オンラインで即購入・即ダウンロードできます。私も少し前まで知りませんでした。世の中どんどん便利になっていますね。(といっても、WiiUの時点で古いのですが・・・)
子供だから面白く感じる?
「コロナウィルスのせいで子供(5才男の子)が外出できなくて可哀想。家で遊べるものは何かないだろうか?」
そんなときに見つけたのが「ボンバーマン93」でした。
「ちょっと古すぎるかな・・・」
そうも思ったのですが、自分自身が子供の頃に楽しかった思い出があったので、物は試しで購入してみました。
結果は大成功。
今まで購入したゲームの中で一番楽しそうに遊んでいます。
「5才だからシンプルなゲームの方が楽しいんだろうな」
そう思っていました。
でも、「もしかしたらそうではないのかもしれない」と思い始めました。
なぜなら、30過ぎのオッサンである私も楽しいと感じるからです。
ちなみに私は、子供の頃からゲーム好きで、ゲームど素人というわけではありません。(玄人というわけでもありませんが・・・)
つまり、そこそこのゲーマーです。それでも面白いと感じるわけです。
もしかしたら、最近のゲームよりも。
最近のゲームは複雑すぎる?
でも、その理由はなんとなくわかります。
最近のゲームは「ちょっと複雑すぎない?」と感じていたからです。
例えば、「グラフィック」にこだわり過ぎているような気がします。
もちろん、グラフィックが良いことは、素晴らしいことですし、そのおかげで感動することもあります。面白さが増していることは間違いありません。
でも、それと引き換えに「見にくい」「わかりにくい」といったデメリットが生まれているように感じます。
他にも例えば「3D」。今のゲームのほとんどが3Dです。(スマホゲームなどを除いて)
3Dの方が立体感もあるし、現実感もあるので、よりゲームが楽しくなることは間違いありません。
でも、それと引き換えに「操作しにくい」といったデメリットが生まれているように感じます。
とくに厄介なのは、画面がクルクルと回るゲーム。
ゲーム内のキャラクターもクルクルと回って、画面もクルクル回る。
正直、メチャメチャ操作しにくい。
私の個人的な意見ですが、この仕様は「やり過ぎ」ではないかと思います。ゲーム製作者側の熱が入り過ぎて、空回りしてしまっているように感じます。
プロゲーマーなどの玄人達には好まれる仕様かもしれませんが、私のような一般的なゲーマーには操作が難しすぎます。
もちろん、慣れてくれば操作できるようになるのですが、多くの一般的なゲーマーは慣れる前にゲームから離れてしまうような気がします。ゲームファンとして「なんかもったいないな・・・」と感じた次第です。
ただ、「グラフィック」にしろ「3D」にしろ、ゲームの面白さを増していることには間違いありません。
ですが、そこにこだわり過ぎて、「ゲームの核となる部分」がないがしろにされてしまっているように思います。(もちろん、すべての作品がそうというわけではありません。)
本当に面白いものは「グラフィック」や「3D」に頼らずとも面白いはずです。
ボンバーマンのように。
おそらくですが、昔のゲームは「ゲームの企画力」に懸(か)けるしかなかったのだと思います。
「グラフィック」や「3D」に頼ることができなかったので。
だから、シンプルだけど面白い。
いや、シンプルだからこそ面白い。面白さの核心を捉えている。そんな気がします。
「古い物」で今でも語り継がれているものは「核心」を捉えている
「古い物」で今でも語り継がれているものは、きっと「核心」を捉えているのだと思います。
ゆえに、シンプルだけど面白い。
例えば、ドラゴンボール。ドラゴンボールは20年以上前に連載が終了したマンガですが、今でも多くの人に愛され続けています。
話の内容はシンプル。絵もシンプル。
にもかかわらず、多くの人の心を惹きつけています。
他にも例えば、シェークスピアの作品。有名どころでは、「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」などでしょうか。
400年以上前の作品にもかかわらず、今でも多くの人に愛され続けています。
これらの作品が描かれている本は、決して分厚くはありません。現在販売されている文庫本の中ではかなり薄い部類です。
ある意味、シンプルな物語ともいえます。(行間や言葉の裏を考え出すと複雑ですが・・・)
人間の感情の「核心」を捉えているからこそ、今でも語り継がれているのだと思われます。
このような感じで、「古い物」で今でも語り継がれるものは「核心」を捉えているものが多い気がします。
今も語り継がれている作品は、一度は触れておいた方がいい、というより、触れておかないと損をするのではないかと思います。
まとめ
「何かに行き詰っている」
そんなときは、「新しい物」ではなく、あえて「古い物」に目を向けてみてはいかがでしょうか。
物事の「核心」に気付けるかもしれません。
解決の糸口を発見できるかもしれません。