文章構成にかける時間を減らす「ポストイット活用術」【3Gpvログ No.007】

文章構成にかける時間を減らす「ポストイット活用術」【3Gpvログ No.007】

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今回の記事は「文章構成にかける時間を減らす『ポストイット活用術』」。

 
文章構成どうしよう・・・

文章を書くときに、そのように悩んだことはないでしょうか?

とくに、長文の場合。

 
なかなか決まらずに

「よし!とりあえず書いてみるか!」

なんて文章を書き始めたら、たいていの場合、途中で迷子になってしまいます。一からやり直しになることも。

 
そんなことにならないために、おススメなのが「ポストイットを使って文章構成を考えること」。

ポストイットを使うと、文章構成にかかる時間が格段に短くなります。ストレスも減ります。

※ ポストイットとは、下の写真のような「付箋」のことです。(正確には商品名です。)


 

ポストイットの使い方

ポストイットの使い方といっても、

伝えたいことをポストイットにどんどん書き込んでいって、ペタペタと貼って、最後に順番を並べ替える

たったこれだけです。

私が書いた記事のなかで、上手くいった例を紹介します。

ポストイットを使って上手くいった例

学校授業を早急にオンラインにすべき理由。今の教育体制のままでは日本が危ない

という記事を2ヶ月程前に書きました。

 
この記事の文字数は約「28,000文字」。

1枚400文字の原稿用紙なら70枚分です。

なかなかの量です。

私自身、これだけの文量の記事を書くのは初めてでした。

 
それゆえ、最初はかなり苦戦しました。

「書きたいこと」はなんとなく頭の中にあるのですが、いざ書き出そうとすると

 
「どこから書き始めればいいんだろうか?」
「話の流れはどうやって組み立てればいいのだろうか?」

 
そんなことばかりが頭の中を巡り、全然前に進みません。

 
普段であれば、

  • ノートに書く
  • パソコン(エクセル)に書く

などの方法で文章構成を考えているのですが、このときは文量が多すぎてこれらの方法が上手くいきませんでした。

 
例えば、「ノートに書く場合」であれば、「話の流れ」を動かせなくて困りました。

  • 「A→B→C」の流れが良いのか?
  • 「B→A→C」の流れが良いのか?
  • 「C→A→B」の流れが良いのか?

こんなことを検討したいのですが、パターン数が多すぎてとても書ききれません。

 
パソコン(エクセル)に書く場合」であれば、「話の流れ」を組み替えやすくはなるのですが、1つ1つの動作に「若干」時間がかかるので、積もり積もってそれがストレスになります。

 
 
そんなときに思い付いたのが、「ポストイットを使って文章構成を考えること」でした。

ポストイットを使えば、これらの課題を一気に解決できます。

 
ポストイットに「伝えたいこと」を書いて、紙などにペタペタと貼っていく。

そして、文章構成を考えるときに、順番を入れ替えるだけ。

メチャメチャ簡単です。

 
体感的には、今までの半分以下の時間で文章構成を考えられるようになった気がします。

ぜひ一度お試しを。

ポストイットを効率良く使うために

私が実際にポストイットを使っていくうちに、

「こうした方が良いな」

と思った点があるので、それらを紹介させて頂きます。

「A3用紙」にペタペタと貼る

ポストイットを貼る場所は、なるべく大きい紙、例えば、「A3用紙」がおススメです。

なぜかというとポストイットはおのずと「余白」が大きくなるからです。

こんな感じでしょうか?

ポストイットは
余白が大きくなる

 
これらを紙にペタペタと貼っていくと、すぐに貼るスペースがなくなってしまいます。

 
机などのもっと広い場所にペタペタと貼ってもいいのですが、その場合は持ち運べなくなってしまいます。

文章を書くときには、横目で見ながらの方が何かと便利なので、やはり紙に貼ることがおススメです。

A3用紙の左側に大まかな文章構成を書いておく

あと、A3用紙の左側に大まかな文章構成を書いておくこともおススメです。

ある程度分類しながらポストイットを貼ることで、後々の作業がラクになります。

 
私が先述の記事を書いたときには、

 
「なぜ学校教育をオンラインにした方がいいのか(結論)」

「オンラインにしたときのメリット」

「オンラインにしたときのデメリット」

「デメリットの対策案」

 
という4つを軸に文章構成を考えました。

 
まずは、これらをA3用紙の左側にポストイットで貼りました。

あとは、その横に「伝えたいこと」を思いつくままにペタペタと貼っていきました。

 
この時点では、文章構成を考える必要がないので、どんどんアイデアが思い浮かんできました。(ブレスト的な考え方かもしれません。)

それゆえ、良くも悪くも記事が長くなってしまいました。

 
アイデアを出し尽くしたあとは、それらを整理するだけです。

並びを入れ替えたり、似たようなものをまとめたり、削除したり。

 
その記事の場合、メリットやデメリットの項目数が多かったので、それらの整理がとてもラクになりました。

ポストイットのデメリット

ただ、「ポストイットを使う方法」にもデメリットがあります。

例えば、ポストイットを購入する必要があります。

100均でも買えるので、そこまで大きな金額にはなりませんが、毎日文章を書き続ける人にとっては、そこそこの出費になるかもしれません。

買いに行くのも若干手間です。ポストイット購入のためだけに100均に行くのはちょっと面倒に感じます。

 
あと厄介なのが、「ポストイットの大きさ」と「文字の大きさ」を合わせなくてはいけないこと。

ポストイットには、様々なサイズがあります。

大きいと書きやすいのですが、それだとスペースをとることになります。

逆に、小さいとスペースが少ない分、書きにくくなってしまいます。

 
個人的におススメなのは、写真の一番下のやつです。

文字もそこそこ書けるし、スペースもそれほどとりません。

【余談話】文章を書く際には「広く深く」理解する必要がある

余談になりますが、先ほど紹介した記事(学校授業を早急にオンラインにすべき理由。今の教育体制のままでは日本が危ない」)を書くなかで「気付いたこと」を紹介させて頂きます。

 
もともとは、そこまでの長文にする予定はなかったのですが、「現在の教育と今後の教育」について「真剣に」考えているうちに、つい熱くなってしまい、文章が長くなってしまいました。

個人的には、長い文章は好きではないのですが、この記事のおかげで気付いたことがあります。

 
それは、1つのことを「真剣に」書こうとすると、必然的に文量が多くなることです。

実際、書店で並んでいる本なんかは、5万文字は余裕で超えてますし、10万文字以上の本も山のようにあります。

 
「文量を多く書くこと(書けること)」は、実は、物凄く重要なことに思います。

なぜなら、「書こうとしていること」について、「広く深く」理解している必要があるからです。

 
もちろん、文量が多い方が良いかといえば、そうとは限りません。

むしろ、短くてシンプルな文章の方が読み手側からしたら、ありがたいことが多い。

しかし、それでは「表面的なこと」しか伝えられないように思います。

 
学校の教科書が良い例かもしれません。

例えば、理科では、「地球には重力がある」。そのように教わります。

シンプルでとてもわかりやすい。

 
ですが、「重力がどうやって発生しているのか?」までは教えてもらえません。

もし、重力について「真剣に」記述しようと思えば、本1冊どころの文量では済まないはずです。(ちなみに、現時点では重量の発生メカニズムはよくわかっていないようです。)

 
つまり、わかったつもりで実は全く理解していない。

そんなことは世の中にいくらでもあります。

 
そして、「短くてシンプルな文章」は、それを助長しているようにも思います。

分かった気にさせて、実は、全く理解させていない。

「狭く浅く」しか理解させてない。

 
「短くてシンプルな文章」がスタンダードになれば、薄っぺらい人間が大量生産されてしまう。

そんな気がしました。

 
ただ、一方で、私自身が文章を読む場合は、短くてシンプルなことを望んでしまいます。

まあ、私自身が薄っぺらい人間ということですね・・・。

 
1つだけ言えるのは、文章を書く際には、文量が多くても、少なくても、出来る限り「広く深く」知識を身につけたうえで書いた方が良い、ということです。

当たり前のことかもしれませんが、その当たり前のことを再認識させられました。

私自身、まだまだなので、これからも精進していきます。

まとめ

文章構成を考える際は「ポストイットを使うこと」がおススメです。

ペタペタと貼って、そのあとに順番を入れ替えるだけなので、メチャメチャ簡単です。

 
文章構成にかかる時間も減りますし、ストレスも減ります。

ぜひ、一度試してみてください。

 


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