志望校に合格するためには、部活はやめた方がいい?
志望校に合格するためには、部活はやめた方がいい?
「志望校に合格するためには、部活はやめた方がいいか?」
こういった質問をよく頂きます。私からお伝えできることは、次の2つです。
1つめは、
「部活をやろうがやらまいが、受かる人は受かるし、受からない人は受からない。
つまり、部活をそこまで気にする必要はない。」
2つめは、
「1日に1時間以上は趣味(部活含む)に時間を費やした方がいい。」
それぞれについて説明していきます。
部活をやろうがやらまいが関係ない
学校の授業が終わった後、受験勉強に取り掛かれますか?
部活をやめたからといって、必ずしも成績が上がるわけではありません。
部活をやめた後のことを想像してみてください。例えば、学校の授業が終わった後。
周りの友達は部活をやっています。身の周りにはスマホなどの誘惑があります。「やっと今日1日の授業が終わった~!」と思ったばかりです。
孤独感を感じ、誘惑に誘われ、1日の疲れがどっと出ている状況。
学校が終わった後、すぐに受験勉強に取り掛かることができますか?
取り掛かれる人は、成績がぐんぐん伸びる可能性があります。
逆に、取り掛かれない人は、部活をやめてまで確保した時間をムダにすることになります。本末転倒ですし、「部活をやめてまで何やってんだろう・・・」と自己嫌悪に陥ってしまう可能性があります。
学校の授業が終わった後、受験勉強に取り掛かれる人はどんな人?
こういった状況でも、受験勉強に取り掛かれる人は、「絶対に志望校に合格したい!」という強い気持ちを、心の奥底から持っている人です。
そもそも、このような人は部活をやっていても、学校の授業中や空いた時間にコツコツ勉強するので、志望校に合格することができます。
つまり、志望校に合格するためには「部活をやる、やらない」よりも、「志望校に絶対に合格したい!」という気持ちを持つことの方がはるかに重要です。
難関大合格者は部活をやってない?
部活をやめて合格できるのであれば、難関大合格者は全員部活をやっていないことになります。実際は、そんなことはありません。むしろ、部活に真剣に取り組んでいる生徒の方が多いくらいです。
結論としては、「部活をやりたければやればいいし、やりたくなければやめればいい。受験に部活はそこまで関係ない。」ということです。
※ 部活がつまらない、部活を続ける意義を感じることができない、と思うのであれば、さっさとやめてしまいましょう。時間のムダです。1日に使える時間は限られています。その場合は、次で紹介するように、「趣味」に時間を使うことをおススメします。
1日に1時間以上は趣味(部活含む)に時間を費やした方がいい
受験勉強だけだと「つまらない人間」になる
1日1時間以上は、受験とは関係ない趣味(部活含む)に時間を使うことをおススメします。
理由は、受験勉強だけしていると、受験勉強の会話しかできない「つまらない人間」になってしまうからです。
現役で合格できた場合、受験勉強は18歳で終わります。つまり、19歳以降、話す相手がいなくなってしまいます。
受験勉強をする本当の目的は、「志望校に合格するためではなく、夢を実現するため」のはずです。
夢を実現するためには、少なからず周りの人達の協力が必要になります。しかし、つまらない人間に協力してくれるほど、周りの人達はお人好しではありません。
趣味を持っていると友達の輪が広まっていく
しかし、趣味を持っていると、趣味の会話をすることができます。
「同じ趣味を持っている人」とはもちろん話が合いますし、「同じ趣味を持っていない人」の場合でも、「新しいことを知りたい」という好奇心から、自分に興味を持ってくれる可能性があります。
そして、そこから友達の輪がどんどん広がっていきます。
「受験勉強だけ」の場合と比べると、だいぶ魅力的な人間になることができます。
趣味には他にもメリットが
また、趣味を持つことで、
- 将来やりたいことが見つかる可能性がある
- 息抜きをすることができる
- 人生を楽しむことができる
などメリットがたくさんです。
趣味に優劣はないので、自分のやりたいことをやれば良いと思います。それが、部活であれば、部活をやればいいし、部活でなければ他のことをやればいいと思います。
まとめ
志望校に合格するためには、部活をやめることよりも、「絶対に志望校に合格したい!」という気持ちを強めることの方が重要です。
もし、部活をやめるのであれば、下の3つの条件を満たしていることを確認してみてください。
- 「絶対に志望校に合格したい!」という強い気持ちを持っている
- 学校の授業後に(本来、部活をやっている時間帯に)、バリバリ勉強する自信がある
- 毎日の学校の授業や空き時間は、今でもバリバリ勉強している
この3つの条件を満たしていない場合は、部活をやめても成績が伸びる可能性は低いと思ってください。
また、趣味(部活含む)に1日1時間以上費やすことで、19歳以降の人生を楽しむことができます。