志望校に合格するためには部活をやめた方がいいの?部活と勉強の両立

志望校に合格するためには部活をやめた方がいいの?部活と勉強の両立

※この記事の内容は「↓この動画(ラジオ)内↓」でも紹介しています!

「志望校に合格するためには部活をやめた方がいいのか?」
「勉強と部活を両立するためにはどうしたらいいのか?」

こんな質問をよくいただきます。

私自身も中学校・高校と野球部だったので、勉強と部活の両立については物凄く悩みましたし、この記事を読んで下さってるということは、おそらく、同じように悩んでる、もしくは、ちょっと気になってるということだと思います。

悩ましい問題ですよね。

 
この質問に対する私の結論を最初に言うと

模試の判定がA判定、B判定、C判定の場合は、部活を続ける。
模試の判定がD判定、E判定の場合は、部活を辞めることを視野にいれる。

このように考えていくのがおススメです。では、その理由などをもう少し詳しく説明していきます。

模試の判定はA判定以外は全部NG!

まず、基本的な考え方としては、模試の判定はA判定以外は全部NGです。
D判定やE判定は論外ですし、C判定もダメ、B判定であってもダメです。

なぜB判定でもダメかというと、B判定でも合格確率が60%~80%程度しかないからです。逆にいうと、B判定だと不合格になる確率が最大で40%もあるということです。この40%を多いと考えるか少ないと考えるかは人それぞれですが、私個人的には物凄く多いと思います。

なぜかというと、元メジャーリーガーのイチローさん。そのイチローさんでさえヒットを打つ確率は32%程度しかないからです。

現役のときのイチローさんが打席に立つと「うわ~、打ちそうだな」そんなオーラが漂ってました。つまり、このB判定の不合格になる確率40%という数字は、イチローさんのすさまじいオーラを超えてしまってるということです。

だから、B判定っていうのはギリギリなんとかなりそうかな、とも思えるのですが、実際は物凄く危険なラインです。当然、C判定、D判定、E判定はもっともっと危険です。

部活が終わってから巻き返すから大丈夫?

「今はまだ模試の判定は良くないけど、高校3年生になって部活を引退してから巻き返すから大丈夫」

このように考える人も中にはいますが、これは少し考え方が甘いです。部活が終わってから成績が伸びるのは周りの人達も同じです。

受験はマラソンと同じで、一旦先頭集団から離されてしまうと追いつくのが物凄く難しくなってしまいます。現時点でB判定以下ということはすでに先頭集団、つまり、合格圏内の人達から離されてしまっています。だから、なんとかして部活が終わる前に追いついておかないと、受験当日までに追いつくのが難しくなってしまいます。

「E判定から逆転合格した」

そんな話もよく聞きますが、それは滅多にないことだから噂になるのであって、ほとんどのE判定の人は残念ながら合格できません。だから、現時点で模試の判定がA判定じゃない人は、「今のままじゃヤバい」という危機感を持ってください。

B判定やC判定で満足してはいけません。D判定やE判定の人は「本当にヤバい」と焦ってください。先ほどE判定からの逆転合格は難しいとは言いましたが、もちろん、可能性はゼロではありませんし、早めに対応すればするほど、合格できる可能性が高まります。

模試の判定がA判定じゃない場合は部活をどうしたらいい?

では、ここからが本題です。

「現時点で模試の判定がA判定じゃない人は部活をどうしたらいいのか?」

これについて考えていきましょう。

B判定は先ほどもいったように合格確率は60%~80%程度です。C判定の合格確率は50%程度。つまり、B判定、C判定の人は、今のまま頑張ればギリギリなんとかなりそう。そんな位置にいます。だから、部活をやめなくても、部活以外の時間で勉強時間を増やすことができれば、なんとかなると思います。

例えば、トイレの時間やオフロの時間、この時間も英単語を覚えようと思えば覚えることができますよね。1回につきわずかなな時間かもしれませんが、こういった1日の隙間時間を集めたら30分以上にはなると思います。これをコツコツ続けるだけで、150時間以上の勉強時間を増やすことができます。150時間の勉強量といったら物凄い量ですよね。

「部活をやりながら志望校に合格したい」というのは、みんなが思っているのことなので、他の人とは違うことをやっていかないといけません。だから、B判定、C判定の人は、ちょっときついかもしれませんが、部活をやりながら、部活以外の時間の勉強量を増やしてみてください。

部活をやめる前に・・・

問題は、D判定、E判定の人です。今までの生活から「何か」をガラッと変えないと志望校に合格するのは難しいです。ただ、だからといって「即座に部活をやめよう」と判断するのは少し早いです。

なぜかというと、部活をやめたからといって、成績が伸びるとは限らないからです。

実は、私自身がこの失敗を経験しています。冒頭で説明したように私は野球部だったのですが、高校2年生のときに膝の靭帯を切ってしまい、泣く泣く部活をやめることにしました。

じゃあ、部活をやめて成績が伸びたかといえば、実は、そんなことはありませんでした。

なぜかといえば、遊んでしまったからです。

今まで毎日毎日頑張ってた部活が急になくなると物凄くヒマに感じます。心にぽっかりと穴が開いたようなそんな感じになります。こんな精神状態で「勉強頑張るぞ!」とはなかなかならないんですよね。

実際、世の中の帰宅部の人達がみんな成績がいいかといえば、そんなことはないですよね。成績がいい人もいれば悪い人もいます。結局のところ、勉強する人は部活をやっててもやってなくても成績が伸びるし、逆に勉強をやらない人は成績は伸びないということです。

 
現時点で模試の判定がD判定やE判定ということは、今までの勉強のやり方に問題がある可能性が非常に高いです。だから、部活を辞める前に部活以外の勉強のやり方に問題がないかをチェックしてみてください。

・授業の予習をしっかりやっているか
・授業中はしっかり勉強しているか
・難関大を目指しているのであれば、学校の勉強に加えてプラスアルファの勉強をしているか

などです。

部活以外のところの勉強はバッチリやっている。でも、部活やってるままではどうやっても模試の判定をA判定に持っていくのが難しそうだ。そうなって初めて部活をやめるという判断を下すようにしてください。

部活で得る知識や経験、友達関係というのは一生の財産になります。できることなら、やはり部活は続けた方がいいと思います。

部活をやめることになったら・・・

あと、仮に部活を辞める、となった場合に

「部活を辞めるって周りの人に言いにくいな・・・」

このように感じる人もいるかと思います。私が部活を辞めるときもそこは結構悩みました。環境をガラッと変えるのは勇気がいるんです。友人関係もガラッと変わってしまう可能性がありますしね。

ただ、私の場合は幸いにも部活の友達は今まで通り接してくれましたし、帰宅部の友達や他の部活の友達との交流が増えたので結果的には友人関係は良い方向へと進んでくれました。

こんな感じで良い方向に進むこともありますが、もちろん、逆のパターンもあると思います。でも、もし部活をやめたくらいで切れてしまう友人関係なら、それは本当の友達とはいえないですよね。だから、そのときはそれはそれでしょうがない、と割り切ることをおススメします。

その場合は、少しつらい高校生活になってしまうかもしれませんが、志望校に合格すれば、大学で新しい友達ができます。大学で本当の友達を作りましょう。

まとめ

今回お伝えしたい内容は以上となります。

まとめると

「志望校に合格するためには部活をやめた方がいいのか?」
「勉強と部活を両立するためにはどうしたらいいのか?」

という質問に対する回答は

・模試の判定がA判定、B判定、C判定の場合は、部活を続ける。ただし、B判定、C判定の場合は、勉強時間を増やす。
・模試の判定がD判定、E判定の場合は、部活を辞めることを視野にいれる。ただ、部活を辞めるという判断をする前に勉強のやり方を根本的に変えてみる。

こんな感じになります。

いかがだったでしょうか。今回の内容が志望校合格のお役に立てば幸いです。